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<DIYでオフグリッドを計画する人のためのメモ その1> 計画の手順

DIYでオフグリッドを計画する人のためのメモ その1>  計画の手順

 

ソーラーパネルによるオフグリッドを目指す場合、計画が甘いといたちごっこになります。

 

できたと思ったら・・・

 

蓄電量が足りなかった。

インバーターのスペックがいまいちだった。

パネルが足りなかった。

パネルのスペックが合わなかった。

設置面積が足りなかった。

予算が足りなかった。

 

逆に計画が過剰すぎると・・・

 

電気が余ってもったいない。

設備投資を回収できない。

 

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そんなわけで、これから計画する人のためのメモ

 

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<計画の手順>

 

1、限界を消防法とする場合・・・ 最初に蓄電容量が決まります。

2、限界を電力消費量とする場合・・・ 最初に電力消費量の最大値を決めます。

3、限界をパネル設置面積とする場合・・・ 最初に面積を算出します。

4、限界を予算とする場合・・・ 最初に予算を決める一方で、事後にアップグレードできるように計画しておきます。

 

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<各項目のポイント>

 

1、消防法と蓄電量・・・無届けで済む蓄電池のサイズ上限が定められていますが、部屋を分ければOKという見解もあるとのこと(未確認情報。消防署に確認して承認されたという人もいるようです)つまり、この考え方なら蓄電容量に事実上の制限がないということになります。(責任の問題などはここでは考慮せず、単に論理として)

 

2、電力消費量・・・一般家庭は毎日15kwhくらい使うそうですが、この数値を請求書で確認して、その1.5倍くらいをターゲットにすれば安心かなと思います。

 

3、パネル設置面積・・・屋根は一般的ですが、ヨーロッパではすでにフェンス式、窓ガラス式、壁式など垂直面への施工が実践されつつあります。個人的な実験結果をみても、水平でも垂直でも陽光があればそこそこ発電するようです。屋根以外を使っても得られる面積に限りがある人がほとんどでしょうから、できるだけコンパクトでワット数の大きなパネルを選ぶべきというのが結論です。2023年現在、中古で良いバネルで揃えようとすると、300W前後が限界。新品では500Wクラスが一般化するように見えますが、パネルサイズも大きくなっていますので一人では施工できないなどの問題もありますし、まだまだ高価なので節約効果が薄くなります。パネルは250W以上でワット単価60円以下で入手できれば良いと思います。(2023年2月現在)

 

4、予算・・・電気代が月額4万円の過程で、DIYで電気代を半額にしたいと考える場合、総予算(部材調達コスト)はおそらく100万円強。業者にお願いすればおそらく200万円〜400万円。投資回収に5年〜10年ほどかかると計算できますが、電気料金が上がったり、電気自動車の導入をしたりすることでこの回収期間は短くなると予想できます。

 

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つづく