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DIY・日産リーフのバッテリーを家庭用/オフグリッド・蓄電池にする場合について(その2)

DIY日産リーフのバッテリーを家庭用/オフグリッド・蓄電池にする場合について(その2)

 

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リーフのバッテリーの選び方

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「リーフのバッテリーの選び方」

現時点では、1、セグメント数と、2、走行距離と、3、地域と、4、業者 で選ぶしかないと思います。(近未来、一定の選別がなされた証明書付きでの販売が開始されると思いますが・・・)

 

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1、セグメント数・・・ 5以上を推奨します。セグメント不明で販売されている場合はそれ以下と覚悟すべきと思います。それでも、新車時点で12セグ、24kwh(第一世代の場合)で、6セグならばおよそ12kwhの能力を保っているとするのであれば、5セグでも10kwh相当の蓄電池素材として価値があります。車用としてはいまいちでも、家庭用ならかなり優秀。急発進や急加速や急速充電のような使い方をしませんから、10年を超えて使用できると考えることもできます。

 

2、走行距離・・・ ほとんど当てになりませんが、10万キロ以下で5セグ〜 というようなことは滅多にありません。そのように極端に劣化してしまうことはない電池ですし、もしもそうなってしまった場合は自動車当時のユーザーがメーカーにクレームを出しているはずだからです。10万キロを超えてくるとバラバラです。20万キロで7セグということもあれば、15万キロで9セグだったり、10万キロで3セグということもあります。使用状況によって劣化レベルが大きく異なるということがわかります。

 

3、地域・・・ これも目安としてはいまいちですが、リチウムイオン電池は一般に、寒冷地にはあまり強くないと言われていますし、そのような研究結果もあります。が、リーフの場合はそうでもないという報告もあるのでなんとも言えません。逆に、リーフの場合は高温に弱いとも言われますが、それもはっきりとはわかりません。私見としては、リーフの場合は温度よりも道路状況が大きく影響するのではないかと考えています。平坦地やなだらかな丘陵地隊の長距離で通勤に使用されていたものが良いのかなと想像しています。それは電池に対するストレスと充放電の呼吸のような要素から。

 

4、業者・・・ リーフのバッテリーを所有しているのはもともとユーザーで、そこからモジュール単位とするところまでの間には複数の業者が介在することになります。最悪はモジュールがバラバラという状態です。組み電池をつくるために必要なモジュール数が仮に42個として、その由来が複数の車両であれば当然バラバラです。モジュールの外見ではそれがわかりませんし、電圧を計測しただけでもわかりません。バッテリーケースのままで販売されている場合はひどくバラバラになることはまずないと思いますが、開封して整理するまで中身のモジュールがどのような状態なのかわかりません。

 

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(つづく)

 

10万キロで3セグもあれば、15万キロ走行で9セグも