DIY・リーフバッテリーでポータブル電源を製作(その3)
ポータブル電源が完成し、早速運用を開始しました。
リーフの走行用バッテリーを解体して、48モジュールのうち42個をオフグリッド用として確保。残りの6個を使って、24Vのポータブル電源を製作。
出来上がったものはみかん箱サイズで、100V、24V、12Vを取り出せる装置。充電はソーラーパネル約500Wから行います。商用の電源とは完全に切り離されたものですから、純粋なオフグリッド電源です。キャンピングカーや小屋に最適。
完成したらまず、チャージコントローラーに接続してバッテリーシステムが12Vではなく24Vであることを認識させます。数秒そのままにして待つだけです。
その後、チャージコントローラーの設定で、バッテリーがリチウムイオンであることを登録して、24Vシステムであることを確認します。
それからソーラーパネルに接続します。すぐに認識されて充電が開始されます。
さらにその後、チャージコントローラーからの出力を開始します。
ここまでの全てが順調に進みましたが、ひとつだけ問題がありました。
BMSとチャージコントローラーの意見が一致しません。
BMSによれば、何もかも問題なし。万事順調。
チャージコントローラーによれば、低電圧。
しかしこうなるのは仕方がありません。リーフのバッテリーを6つつなぎ、24Vのシステムを作ると必ずこうなると思います。モジュールひとつあたりマックスで8Vくらい。3つの直列でやっと24V。4つの直列で32Vにすると、24Vシステムには大きすぎていろいろな問題が生じます。本当は28Vくらいになるような組み方が理想的なのですけれど、リーフのバッテリーを使う限りその数字は実現困難です。そんなわけで、ギリギリ24Vのシステムになることは最初に覚悟しています。
しかしここに大きな落とし穴があります。(つづく)