Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

DIY・ゼロからのオフグリッド・第二ステージ・実験のついでにポータブル電源を作る

2、第二ステージ(実験のついでにポータブル電源を作る)

リーフバッテリー6パックのポータブル電源(12V)を作って遊んでみる。(リチウムイオン電池の扱い方や並べ方、接続の仕方を知り、BMSの設定や動きを理解する。充電と放電の加減やバランスのチェックなど、ローリスクでひととおり経験できる)

 

各セグ担当の12名が並ぶリーフバッテリーの重役会議場

 

・第一ステージで使用した環境で、鉛電池と入れ替えて動作を確認する。

 

・AC100V/1500Wのインバーターを繋いでヘアドライヤーを使ってみる。(鉛電池との違いを体験)

 

・充電した後、ソーラーパネルと切り離して電動工具を動かしてみる。

 

・12Vのクルマを始動してみる。(BMSがクルマの始動に耐えるとされているタイプであれば可能。BMS破損のリスクテイクを好まない場合はこのチャレンジはパス)

 

 

***注意点*** 

BMSなしで充放電はダメ!(劣化、破損、発熱、発火の危険あり)

・充電、放電されたままでポータブル電源を長期間放置しないこと。

(使用しない期間が続く場合は第一ステージ同様の環境を作って継続運用する)

・クルマのエンジンスタートができるレベルのBMSは24Vでもおそらく150A超の対応能力が必要ですが、そのレベルで中古リーフに対して適切なBMSを見つけることが困難です。・・・過充電保護電圧に注意が必要。もしもそれが「4.28V」なら、中古リーフのバッテリーには少々強すぎて保護にならず、過充電となる可能性があります。爆発や火災の心配は大きくないとしても、バッテリーを長く使うことができなくなる可能性は低くないような気がします。この「4.28V」や、「4.25V」というような保護電圧をアプリ経由で任意に設定できるBMSなら、「4.1V」くらいにすると良いと思います。(リーフのバッテリーはスペック上、最大4.2Vとされています)・・・要するに、過充電を覚悟でアンペア数の高いものを選ぶか、それともマイルドな使い方を優先してアンペア数の低いものから選ぶかの二択になるように思います。一方、過放電についてはBMSがまずます適切なところ(2.8Vなど)で働くと思いますし、そうでなくてもその前にインバーターが動かなくなったりするはずなのであまり心配しなくて良いように思います。・・・では、12V 200A のスマートBMSでクルマのスターターを問題なく動かせるか? これはクルマにもよるので、やはりBMSの破損を覚悟でやってみるしかないと思います。(2022年7月現在で僕が知る範囲の情報・訂正大歓迎)

 

 

過充電保護の電圧が高く、変更できないBMSに注意