DIY・リーフバッテリーでポータブル電源をつくる(その5)自作ポタ電・実用記録
リーフのバッテリーモジュール6個を使ってポータブル電源を製作しました。
充電は100%ソーラー。使用実績に基づくレポートを記録しておきたいと思います。
<構成>
・リーフバッテリーのモジュール6個を使用
・電圧は弱めの24Vシステム
・充放電はBMSで管理
・充電はソーラーパネル2枚で約500W
・出力は24Vダイレクト、DCDCで12V、1500Wインバーターで100Vの3経路
・キャンピングカーに搭載するも、走行充電はしない。
以上のような構成で、サイズは小さめのミカン箱レベルです。
<何に使用しているか?>
・24V冷凍冷蔵庫
・LED照明
・24V炊飯器(タケルくん)
・マキタのリチウムイオンバッテリー充電器
・電磁調理器
・ヘアドライヤー
・24V車載用FFヒーター
・スマートフォンの充電
・ノートパソコンの充電
<使用感>
・非常に快適。
・これだけ動けば生活していけそう(いつまでも旅を続けられそう)な安心感がある。
・まだまだ電化製品を増やしても大丈夫
・上記構成で2週間継続使用して電欠経験なし
(2週間のうち、雨天、曇天は連続2日。連続3日はキツイと思われるが、移動可能な旅なら太陽を求めて動くことができるので大きなストレスにならない)
<問題点>
・バッテリー出口に取り付けた激安ブレーカーの動きがいまいちで、計算上動くはずのものがうまく動かせない。(電子レンジ・急速湯沸かし器テストはNG)
<改善目標>
・激安ブレーカーの交換
・電子レンジ、湯沸かし器の使用ができるようにする
・走行充電もできるようにする。(雨天対策)
・エアコンの使用ができるようにする
<コスト>
・同等の能力を持つポータブル電源とは比較にならないほど安い。
(ソーラーパネルやケーブル、ケースなどの設備一式で12万円以内・これでスペックそのままなら3000Whの能力・同等のバッテリーバンク単体の価格が約20万円レベル、ポタ電はパネルなしの単体で約40万円レベル)
・パネル2枚で約2万円
・バッテリーモジュール6個で約4万5千円
・チャージコントローラーが1万円
・BMSが1万円
・インバーターが2万円
・そのほか細かなものが1万円
<その他のメリット>
・サイズが小さい(クルマのバッテリーとは比較にならない)
・重量が小さい(クルマのバッテリーとは比較にならない)
・使用できる期間が長い
・車内に配置してもガスが出ない
・別のクルマや家庭で利用するのが簡単
・増強が簡単(コストを検討する場合の見えないメリット・・・バッテリーモジュールは組み直しによる増強が簡単であるため、周辺設備に新たな投資をすることなく格安でより大きなシステムに変更できる。例えば現状から2倍の6000Whにするための新規投資は概算で5万5千円・ポタ電なら全体の買い替えもしくは増強用ユニットの買い増しになる。同等のポタ電の導入コストは数十万円にもなる)