Industnatural(インダストナチュラル)

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リン酸鉄は安全という人・・・ リチウムである限り、末路は同じ。それだけでなく・・・

リン酸鉄は安全という人・・・ リチウムである限り、末路は同じ。

 

リチウムイオン電池の安全性を検定する方法論を開発したー という、ある人の話。

 

『リン酸鉄は新品の状態であれば性質的に少し危険度が低いと言える要素があり、そのように総括することに異論はありませんが、他のリチウムイオン電池と比べた場合に圧倒的に安全というわけではなく、経年劣化した場合には他のリチウムイオン電池よりも危険度が低いということは言えません。いずれのリチウムイオン電池も末路は同じと言って良いと思います』

 

それよりも・・・ と、その人は続けました。

 

『リン酸鉄における問題は、新品の状態で検査しますと、その半数ほどが危険度を測るためのある値をクリアできていないことです。つまり、新品の状態で販売されているリン酸鉄系の電池のうち私たちが検査して安全であると言えるものは半数もないのです』

 

さらに・・・

 

『本来であればどのような電池も、新品の製造時に第三者による一定の検査を受けて、安全性を確認されるべきなのです。国産の場合はみなさんその水準をクリアしているのであとはその検査方法の統一やマークの添付などきちんとした仕組みの整備をするだけという段階です。しかし、中国の企業がそのような一貫した検査をして記録をとっているはずがないと思うんですよね・・・』

 

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と言います。最後の部分はアンチ中国製品の人でも少し言い過ぎと思うかもしれませんが、この人、国内のメーカーの現場のことを色々と知っているようでした。そして、何年もかけてありとあらゆるリチウムイオン電池のストレステストや破壊検査をしてもいるので、話の大筋にはリアリティーがあると思います。この情報だけで何かを判断することはできませんが、リン酸鉄の安全神話も、リチウム危険の刷り込みも、どちらも冷静にとらえる必要がありそうですね。