DIY・オフグリッド・発熱対策
リチウムイオン電池は、プラス50度よりもマイナス3度での充電が非常に危険だそうです。
しかし、そもそもそれなりに隔離された場所で、他の機器による発熱の影響を受ける環境下での継続使用であれば、やはり高温対策に主眼をおくべきと考えます。
例えば、ハイブリッドインバーターは発熱します。触れないほどにはなりませんが、夏に常用すれば45度を超えます。ファンがついていて、常に回っている状態になります。
この熱をまともに受ける状態でリチウムイオン電池を使うことは避けたいですし、ハイブリッドインバーター自体も涼しい環境で使うほうが良いと思います。
要するに、電池についても、その周辺の機器についても、発熱対策をしたい。
このゴールに対して、リチウムイオン電池は危険物なので隔離して燃えないもので囲うべきという要素が障壁となります。ハイブリッドインバーターへの風雨の影響を考慮しても、やはり囲いが必要となります。囲いは熱を溜めてしまう。
水冷のシステムは、漏水対策が必要になって設備が大掛かりになるため空冷一択。
では空冷の方法は?
1、できるだけ涼しい小屋状の空間に設置する。
(直射日光があたらない小型倉庫などがベスト)
2、できれば、高さのある小型倉庫にする。
(低いところにバッテリー、高いところに主な熱源となるインバーターを配置したい)
3、低いところから高いところに空気が抜けるような構造にする。
(熱の自然循環によってそれなりの冷却効果が期待できる)
4、換気扇を装備する。
5、(おまけ)換気扇の吹き出し口を、熱を必要とするものに接続する。
(洗濯干し場、猫シェルター、温室、床下暖房・・・)
6、(脱線)エアコン室外機の排気温度を下げられるなら、風量は換気扇として最適。
ハイブリッドインバーターの冷却が必要なときには人間用のエアコンも稼働しているでしょうから、エアコン室外機からでる風の勢いだけを活用できれば良いシステムになりますね。