Industnatural(インダストナチュラル)

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DIY・リーフバッテリーでポータブル電源を製作(その1)

初期型リーフのバッテリーモジュールは48個。

7個使って、54Vのユニットを7つつくるには1つ足りない。

1つ追加購入して49にするのもひとつの方法。

42個7モジュールの6セット、42個で家庭用オフグリッドを完成させるのもひとつの方法。この場合、余った6つのモジュールをどうするか?・・・ もしもオークションで売れたら6万円くらい? ちょっと待て・・・モジュール6個分の容量を誇るポータブル電源なら、市販価格は30万円を超えるではありませんか。

 

そんなわけで、ポータブル電源を作ります。この工作は、42モジュールを使ったオフグリッドの練習にも最適。

 

では、6つのモジュールをどのように組み合わせてポータブル電源を作るか?

(リーフのモジュールは満充電ワンパックでおよそ8V)

・2つを使って、かなり余裕のある12Vシステムにすることができます。

・3つを使って、ギリギリ24Vのシステムにすることができます。

・6つを使って、ギリギリ48Vのシステムにすることができます。

・6つで12Vとか、6つで24Vもできます。

 

どのような構成にするかを決めるための鍵は次のとおり。

1、どこで何に使うのか?

2、何によって充電するのか?

3、どの程度の持ち運びのしやすさを求めるか?

4、どの程度の容量を求めるか?

5、どのような箱に収めるか?

 

・・・海外のサイトをチェックすると、市販のコンテナを使ってポータブル電源をつくる動画をいくつか見つけることができ、イメージが膨らみます。また、市販のポータブル電源がどのようなものなのかをリサーチしてみると、これは日本人による比較動画が良いと思いますが、どのようなものが良さそうか、なんとなくわかってきました。DIYでは、ユーザーが求める改善案を最初から自分流にアレンジして実現することができます。

 

・・・1、僕の場合はまず、屋外では使わないだろうという想定をしました。車載にして、使うとすればクルマの近くか、クルマの中なので、電源はクルマの中に置いておく。雨や砂埃の対策は必要ありません。そうすると、通気性の良い箱を選択でき、内部にこもる熱の心配が減ります。

 

・・・2、充電方法はソーラーパネルのみ。クルマのルーフに設置します。充電電圧は、一般的なパネルと、一般的なチャージコントローラーを使う場合のベストとして24Vとしました。照明や換気扇のようなものは24Vで動かして、12Vが必要ならDC/DCコンバーターを使います。24V-100Vのインバーターもセットします。

 

・・・3、4、持ち運びはしやすい方が良いですが、インバーターやチャージコントローラーなどの周辺設備を揃えると、24Vのシステムはアタッシュケースレベルでは収まりません。買い物カゴレベルなら、なんとかまとめることもできそうですが、その場合はモジュールの数を3つにする必要があります。モジュールを6つにするなら、インバーターやCCをとても小さなものにする必要があります。こうすると、バッテリーバンクが優れていても、ドライヤーや電子レンジの稼働は難しいという少し残念な電源になります。

今回は、1500Wクラスのインバーターと、40AクラスのしっかりしたCCを使うことにして、モジュールは6つを使うことにします。買い物かごなら、山盛りで持ちにくい状態、しっかり容器の中に収容するなら、容量はみかん箱レベルになります。重量は40キロくらいになると思います。

 

・・・5、容量がみかん箱サイズになるとわかったら、薄型、縦型、キューブ状、壁掛け、隙間はめ込みなど、今度は置き場所との相談によって形状を決めることにします。僕の場合は、形状もみかん箱状としました。

 

リーブバッテリーでポータブル電源を製作中