DIY・リチウムイオンバッテリー・BMSは、JBD一択か?
BMSについて、海外のサイトをチェックすると、日本語で得られる情報とはまったく別のあれこれを知ることができて面白いです。
一番面白かったのはアメリカ人のマッドサイエンティスト的な人の動画。
「BMS不要論」というようなテーマで、もしもBMSがなかったら、適切な充電を行うために、人間は何をする必要があるかを、実況中継しながら充電していました。
それはそれは、大忙しです。あちらを充電してこちらを測定して今後は向こうを充電して、また測定してというような調子でずーっとお守りをしてあげないと、均等に充電できません。モグラ叩きゲーム状態。早口のセルフ実況がもはやコントのようです。見終わると、BMSのありがたみがよくわかります。
さて、どうやら日本では自作もしくはJBD、あるいはDALYくらいしか見当たりません。
スマートフォンやPCでバッテリーの状態をモニターできたり、あれこれ設定できたりするソフトウェアが充実していることを条件とすると、やはりJBDかDALYになるのでしょうか?
そういう僕も、欧米のBMSの研究をしつつ、JBDで運用中。
充電のバランスをとるためのBMSですが、配線がとても多くて、この配線自体のバランスが疑問。増して、このBMSを複数使うような方法だと、BMSそのものの個体差も気になります。結果的にリチウムイオン電池の充放電の電圧が同じなら良いとも言えますが、同じ回路で複数の複雑なものをうまく動かすのは難しそう。例えば、4つのタイヤに、4つのバラバラのモーターをつけたら、そのクルマはまっすぐに走らないはず。そんなことを考えつつ、決定的なBMSとの出会いを願いつつ、研究を継続するつもり。