DIY・ソーラーパネルの選び方&買い方(その1)
今更ソーラーパネル? と、僕も思っていました。
しかし、今こそソーラーパネルと思うようになりました。
最初にソーラーパネルと出会ったのは80年代。計算機、腕時計、そして工作おもちゃの実験セット。かつてはソーラーカーレースがよく報道されていました。わくわくしました。
その次の波は、屋根の上に並べるタイプ。効率が良いのかどうかわからないまま、不思議な条件で設置してもらった人の話も聞きました。あまり興味を持てなくなりました。
その次は、買い取り制度。山を切り崩したり、農地を覆ってしまったり。だんだん嫌いになりました。
そして、ソーラーパネルは性能が良くなり、価格もこなれてきて、みんなが思ったような産廃になるのではなく、二次市場ができてきました。今後は売電から自己消費へという流れもはっきりしてくると思います。自己消費なら、家庭菜園のような感覚。規模は自由、収穫がいまいちでも楽しめる。電気を扱うリスクさえなんとかできれば、誰でもチャレンジできる趣味のようなものになって良いと思います。
選び方と買い方、そして使い方のポイント
1、中古でオーケー
2、一枚あたり、250W以上のパネル
3、多結晶でもかまわない
4、できるだけ多く用意する
5、スペアも確保する(何枚も扱っているうちに、どうしても傷をつけたりしてしまう)
6、できれるだけ直列
7、できるだけ蓄電
8、並べ方、組み合わせ方をよく研究する
9、南向き30度でなくても良い(数でカバーできる)
10、垂直設置でも良い(フェンスみたいに)
11、送料のめやすは18000円。移動距離300キロ、25枚、1パレット
失敗するパターン
1、新品にこだわる(コスト高すぎ)
2、単結晶にこだわる(コスト高すぎ)
3、扱いが困難なスペック(24.3Vとか・・・)
4、大きくて、ワット数が少ないパネル(2022年現在、中古パネル活用でも、250W以下は面積のロスと考えるべき)
5、組み合わせが困難なスペック(並べ方と組み方の研究不足)
結局のところ、やはり、家庭菜園のようなものです。だんだんうまくなって、時給自足できるようになるのだと思います。その途中を含めて楽しめるような心構えと予算配分が必要です。そうしないと、プロがつくるものを買うほうが安上がりで簡単だよねという結論になってしまう。