Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

移動式コンテナハウスを製作するプロジェクト 牽引車とトレーラーとのコネクター その1

積車トレーラーの登録完了。

 

自分で陸運局にいくのは面倒ですし、何か忘れ物をしたような、叱られそうな不安がいつもありますけれど、車検証をもらう瞬間やナンバーをつけてもらう瞬間はやっぱり嬉しいものです。

 

今回は、予備検査付きだったので車両のチェックもなしに単に書類のみですべてが進み、ナンバーをもらって封印も完了。とてもスムーズでした。

 

ただし、配線がややこしい。クルマとトレーラーの配線がいつでも完璧に一致するとは限らないとはわかっているのですが、特にアメリカ式の電磁ブレーキの配線はチェックする方法が「走るしかない」ようなものなのでややこしく感じます。

 

それに、ウインカーとストップランプをヘッドライトのLo/Hiのように切り替えて使用するアメリカ式と、車幅灯(テールランプ)とブレーキランプを切り替えて使用する日本式は、似ているけれども違うものなので、いざ配線の引き回しをしようとすると混乱を招くものです。

 

他には、アースが白色だったりすることや、ひとつのコネクタの内部で7つもの配線をやりくりするために、隣同士が接触してショートしていたりすることもありますし、アメリカの車には7ピンと並列で4ピンが用意されていて、似たような出力が出たり、走行充電用に利用されていたりということもまた、調べてみないとはっきりしません。メーカー純正そのままなら何も問題はないのですが、輸入時に業者が日本で登録するために灯火類をいじっていることがほとんどですから、その関連でトレーラー用の配線まで影響をうけていることもしばしばなのです。

 

それで、初めてのトレーラーもしくはクルマが相手の連結をするとき、その場ですぐに対応するためには、まるで翻訳機のようなイメージで、クルマから出ている線をすべて拾って、それをチェックしつつ、トレーラー側の線とひとつひとつ確認しながら繋いでいくシステムか、あるいはそんなものを必要としない知識と経験や要領の良さが必要。あまり丁寧に思考錯誤しながらしっかり繋ごうとすると日が暮れます。

 

一番良い方法は、「ユニバーサルコネクタ」を自作しておくことです。何の線が出てきてもすぐに判別でき、そして接続できるようなコネクタです。日本仕様、アメリカ仕様、ヨーロッパ仕様の入力と出力の両方を並べた真ん中にボックスを配置した50センチほどの長さの変換装置です。クルマがアメ車なら、この変換装置から出ている「アメ車オス」を差し込んで、ボックスを経由した先に用意した「アメ車メス」に、トレーラーのオスを差し込む構図。間のボックスの中で正しい組み合わせを確認して、繋いで、できあがり。ただし、アースを真っ先に決定しておき、動かさないことは、この方式を使うかどうかと無関係に、鉄則です。