移動式コンテナハウスを製作するプロジェクト アメリカ車のディーゼル

 実は、アメ車に関わる仕事を少しの間していたことがあります。

それで、いろいろと勉強しました。1920年代のTフォードから最新のSUVまでひととおり乗りました。ギャングがカスタマイズした飛び跳ねるキャデラックも、車体価格よりもうんと高額なオーディオを搭載してリアヘビーになったカプリスワゴンも、C3500のデューリーの着地をするようなものも、ショーカーとしてたくさんトロフィーをもらったようなピックアップトラックも。

一般向けのアメ車で、牽引車として最も優れているのは、長距離ならサバーバンのようなSUVで、短距離ならその短いバージョンの、2ドアのタホあたりと思います。

GM系なら、94年から04年までのモデルが良いのですが、この年代のディーゼルエンジンはハマーH1と同じものですから、すごく信頼性が高いかと思えば、意外なことに致命的な問題を持っているので、いくら改善しても故障のリスクを消せません。どうしてもこの年代のモデルでディーゼルを選ぶなら、93年式がやや安心です。

アメ車でディーゼルが良いのなら、カミンズのエンジンが良いです。そうするとクルマがほぼ決まります。ダッジラムです。しかし日本に入っている数が少なく、そしてブレーキ検査や排ガス権利の問題で価格がとても高いのが難点です。

フォードは、古い7.3Lのディーゼルも良いのですが、もうそろそろ欠品パーツが大きなトラブル要因になるので避けるとすると、その後の6Lの、リコール改善が済んでいるものがベスト。（その後の6.3Lはアメリカ人も避けます）・・・　というように、選び方に注意が必要ですが・・・　その選び方はとても簡単。ポイントは、本国で多くの中古の個体が現役であること、評価が高いこと、人気があることです。日本でも、その点は同じかもしれません。特にトラックなど、あるエンジンを搭載されたモデルばかりに人気が集まるのと同じことです。

今回は、フォードの6Lディーゼルターボエンジンを指名買い。クルマはF250・F350か、エクスカージョンか、それともバンかという選択肢の中で、エクスカージョンにしてみます。