Industnatural(インダストナチュラル)

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トヨタ・コースターのカスタマイズ (テスト走行・空荷状態)

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空っぽならそこそこ軽快に走れる。

 

空っぽです。がらんどうです。なぜかと言うと、椅子を交換することに決めたから。完成前に交換。さんざん考えて選んだ椅子なのに交換。2列目、3列目の椅子のことです。

 

もともと、全て仮組みで、これと決まった時点で床を貼り直すために天井と壁以外はすべて撤去できるようにしてあったので、要するに仮固定していた椅子を二脚外に出しただけですけれど、ものすごく達成感があります。なんと言っても、運転席から振り返るとリアゲートまでの間に何もないという風景が潔くて面白いから、だと思います。

 

さて、そんな状態なので、テスト走行で山越えルートを走ってみて、完成時との比較をしてみたいと思います。(ただしルーフには合計430ワット出力のソーラーパネルとアルミ製のデッキが載っていますし、サイド部分は多少の加工がしてあったりしますので完全にノーマルのがらんどうではありません。ノーマルでルーフなにもなしで、なおかつがらんどうという状態との比較ができないのは少し残念)

 

山道走行の結果は概ね満足。マニュアル5速ですが、シフトダウンが必要になると予測していたようなところでも粘り強く登り切ることができましたし、ルーフが重くてふらふらするということもなし。段差を越えてもガタガタの道に入っても、異音もなく、それなりに安定していて、不安はありません。

タイヤが硬いなとは思います。これでサスペンションがトラック的に硬質だったらピッチングが激しすぎて腰痛どころか胃がおかしくなるというのもわかるような気がします。コースターはエアサスでなくても乗り心地が良いと言われますが、他に比較できるクルマが乗用車ばかりなのでなんとも言えません。強いて言うなら、アメ車に近いかなと思います。やや船っぽい。カチッとした感じではなく、ゆらゆらでもなく、ごつごつでもなくぼんやりでもなく、マイルドな船というようなイメージ。そして酔いにくい。これは不思議。マイルドにゆれつつ、振動も感じつつ、でもクルマ酔いをしやすいような挙動でもない。よく言えば優しいゴツさが快適なのです。

 

個人的には、サスペンションをうんと固めて、しっかり感を出したいと思いますし、少しだけ車高もアップしておきたい。

 

無理な希望を言うと、7速くらいまであっても良いのではないかと思います。平地で速度があればそのくらいでも十分に粘りそうなエンジンです。90キロ前後の速度を出すとき、5速でも無駄にぶんぶん回しているような印象があります。

 

ターボはいらないんじゃないかなと思います。あればあったで良いのでしょうけれど、ギアがこのままなら不要。2速発進、3速ひっぱりで、4速をパスして5速にいれておけば交差点以外はぜんぶそのまま、オートマみたいに使えるギア比です。

 

燃費は測定しなかったのでわかりませんが、たぶん、8キロ、9キロくらいなのかなと思います。

 

クルマのサイズは、ロングなのですけれど、田んぼのあぜ道、なんとか一発で曲がれます。ほとんどのコンビニの駐車場にも入れます。遠くから目視でわかるようなコンビニなら。個人経営の飲食店の駐車場はこのクルマでなくてもきついことが多いですから、まず入れません。たぶんハイエースの一番大きなサイズでも難しいことが多いのではないでしょうか。そのほか、行きたいところが狭い場合には、このクルマの積載スペースにものをいわせて、遠くに停めて自転車で行くというパターンになると思います。

 

ドライブ中の快適性については、身の回りに小物を置いておく場所が少なすぎるかもしれない。コンソールボックスやグローブボックスがないので、何か工夫が必要です。