Industnatural(インダストナチュラル)

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トヨタ・コースターのカスタマイズ (床掃除のしやすさを求めて)

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テーブル型ベッドの試作品。ベッド下がシンプルで積載能力は高いけれど掃除が困難。

 

家具類の設置が進みました。椅子が固定され、ベッドおよびその下の収納が固定され、キッチンや、その他の家具類、電気系のパーツなどがすべて固定されたあとの様子を想像できる段階になりました。そして、作業途中なのでそれなりに車内は散らかっています。

 

そこで考えることになった、掃除の問題。

 

これまた、家とも乗用車ともトラックとも違うこのクルマ・・・ 掃除がしにくい。

その理由は単純で、家のようでも乗用車のようでもトラックのようでもあるから。

 

人と荷物が同じ空間に共存し、人は座ったらそのまま同じ場所にいるとも限らず、動き回るはずなので家のようでもある。荷物も多く、その種類も多い。こうなると、複雑な形状はアウト! 幅が30センチで奥行き120センチというような収納スペースをつくってしまうと、細長いものを収納するのには良くても、掃除をするためには長い掃除機か小さいロボット掃除機が必要になる。手が届かないので雑巾掛けはできない。幅が50センチで奥行き120センチでも、一番奥を掃除するためには洞窟探検みたいな格好になるのでとても困難。

 

椅子の下とか、壁と椅子の隙間とか、もともとクルマというのは掃除しにくいところが多い上に、改造箇所がよけいに掃除を困難にするなんて、なんだかもう、困難というよりも不愉快という方が合っていると思います。

 

掃除のしやすさなんて、カスタマイズの前や途中ではあまり考える機会がなかったなあと反省中。少し、やり直す箇所が出てきそうです。

 

・・・その後・・・

 

張り替えたフロアも、多くの家具類によってその大部分を隠されてしまい、歩行のために空けておく必要のある部分と、椅子と壁の間のように、どうしても確保しなければならない隙間だけが露出しています。このうち前者は、歩行によって汚れるだけでなく、何かを落としたり、こぼしたり、土や砂が入り込んだりする可能性がとても高い部分。

 

この部分の掃除がしやすいかどうかは重要事項。入り組んだ部分や隙間には容赦なく汚れが蓄積して、そのうち虫の住処になったりするはず。寝泊まりすることもある車内空間において、清潔さをうまく保てないとすると快適性に大きく影響します。

 

ひと手間をかけて、全ての家具類をフロアより一段高く一直線に設置して、歩行用の空間の汚れはさっと掃き掃除をするだけで取り除くことができるような造りにしました。

 

例えば、クーラーボックスや水タンクを置く場所も、数センチ底上げして舞台のようなものをつくったり、タンスの引き出しのような箱をつくってその中に入れるようにしたりという具合にして、通路の両脇にまっすぐに配置。

 

こうして分離された通路部分は、直線と直角のみで構成され、汚れを掃き出すのは簡単になりました。そして通路には専用のマットやシート、カーペットなどを敷き詰めることによって、快適性を増すとともにリフレッシュしやすいスペースとすることができました。

 

 

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掃除のしやすさを追求しながら家具を配置。