Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ (ヒノキ・家具)

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家具はできる限り国産ヒノキ(の端材)で制作。白い部分はアルミ複合版。


家具は何でつくりますか?

 

たぶん日本でも海外でも、ベニヤを使う人が多いのではないでしょうか?

特にアメリカでは、ツーバイフォーや軽量鉄骨をベースにして12.5mmのベニヤを貼り付けるという方式が目立つようです。ヨーロッパでも同様ですが、細い鉄パイプやアルミアングルを使う方式も見ました。少し古くなると、オークやチークのような堅い無垢材が使われていますが、世界的に材料不足でしょうから最近のものでそのような素材を使った事例はほとんど見かけません。

 

僕はヒノキを使いたいと思います。杉のほうが軽くて安いのですけれど、ヒノキのほうが香りが良くて丈夫です。ソリや割れが怖いと思われるかもしれませんが、使うのはほとんど薄板で、しかも住宅の腰板用に製材されたものの切れっ端です。これなら狂いがなく、安定していて、そして価格も安い。塗装も不要で耐久性も十分。水にも強いし、シロアリも寄せ付けませんし、まずカビが出ることもないし、出たとしても拭き取れます。たぶん、海外で調達することは困難と思います。日本でも、高品位のものを安く見つけるためにはプロ向けのルートが必要かと思いますが、調達困難ということもない。非常に優れた素材ですから、入手できる日本にいて、使わない手はありません。

 

腰板の切れっ端というのは、1Mに満たないような半端モノのことで、住宅用に使うには手間がかかりすぎるので嫌われて、そして工作用には形状がいまいち合わないので不人気となり、結果的にごく限られた用途、たとえば箱をつくる工務店のようなところにしか喜ばれない素材です。しかし、別の呼び方で、羽目板と言われるように、互いに組み合わせて並べたり敷き詰めたりすることができるようになっているので、この形状をうまく活用すると、簡単かつ丈夫に家具類を製作することができます。すでに自宅で棚をつくったりしたことがあるので、その経験を活かしてクルマの中の棚やキャビネットやキッチン周りのあれこれを制作する予定。

 

靴箱

バスケット収納ボックス

天吊りキャビネット

デスク

デスク下の引き出し

デスク上の棚

ベッド

キッチン

テーブル

椅子のフレーム隠し

ウインドウ額縁

配線隠し

荷物棚

クローゼット

配電パネル

運転席&助手席周りの小物収納ボックス

飾り棚