トヨタ・コースターのカスタマイズ(木工作業中)
ベッドが完成しました。
それで勢いに乗って、次々と他の部分が出来上がってゆきます。
ベッドはまず、過去の記録のとおり、あれこれ散々試して壊して作り直して。。。そして結果的に、リビングのシートを倒し、テーブルを片付けてできたスペースに出現する方式を採用。これは、使用頻度と、湿気対策を考えてのこと。いつも使うわけではないベッドをベッドの形のままで存在させるには大きすぎ、そして湿気対策が難しく、いつも片付いていない部屋のような気がすると考えるに至ったためでした。
使用していないベッドはサードシートの背もたれの後ろに三分割で収納される方式で、展開に要する時間は10秒以内。力はほとんど使わなくて良いように工夫しました。
こうして、サードシートよりも後ろのエリアは全部解放されました。ちょうど貨物登録の要件として、貨物用の面積とほぼ同じになり、これで車検対応も簡単になりました。あとは、出し入れ可能なサイズで家具を作って固定するだけです。
タイヤハウスを避けて中央を通路として、まずは大きなクローゼットを右側に作成し、その向かいの左側にはトップをハイスタンドデスクとして活用できるキャビネットを作成。キャビネットは主にクローゼット方向に開く収納ですが、後方にも細長い引き出しがひとつ飛び出す仕掛けで、中にはカセットコンロを収めます。引き出しは巨大なクーラーボックスの上に位置する格好になり、引き出した状態でもクーラーの蓋を開け閉めできます。こうして火を使うコーナーは車両後端に出現し、その真上付近にはボート用のハッチがあり、そこから換気を行う仕組みで、この火のエリアの向かい、すなはち車両右側の後端は水のエリアとして、長さ130センチ幅70センチのエリアに、シャワーとシンク、水遊びの道具を収納する場所、そしてトイレを収め、全体を跳ね上げ式のキッチンテーブルが覆います。
(今はシンクを選んでいるところ)
家具の全てをリアゲートからスムーズに取り出すことができる設計にしたために、天井に近いエリアにはちょうど吊り棚を作成するべきスペースができました。純正品のようにはいきませんが、家具と調和するような作り方で大きな棚を作成。この収納力はばかにできないと出来上がってから再確認しました。吊り棚の前半はリビングの上空に位置し乗員一名だけは頭上を気をつけないと立ち上がれないような格好になりますが、これはこれでよしとしてフラットな底板を張り、吊り棚の後半はちょうどクローゼットの上に位置するため、クローゼットのトップに荷物を乗せる形式として、吊り棚には底板を張らず、吊り棚というよりは荷物のガードレールのように活用します。
リビングのテーブルもできました。このテーブルはセカンドシートとサードシートが対面になったエリアの中心に位置します。パソコンの作業をするときのために前後にスライドできるようになっていて、そしてベッド展開時には簡単に跳ね上げることができるようになっています。(その後、このテーブルは市販品の昇降式と入れ替えた)