Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ (タイヤの入れ替え)

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まだまだ溝が深い廃タイヤ


きっとみんなが悩んでいるはず。タイヤのこと。選択肢は乗用車と比較して極端に少ないですが、それでも選び方のポイントがたくさんあることを確認できましたのでアップしておきます。

 

情報源はタイヤ専門店。大きなショップに友達がいて、いろいろとマニアックなことも聞くことができました。

 

1、アルミにするなら・・・ 

・アルコア一択で考えるべき。強度、保証、安心度が違うそうです。

・ナットセットは当然交換。スチールのものは使えない(使えても使わないほうが良い)そうです。

・できれば7本揃えるべき。ナットの問題があるので。(または、スペアが必要な場面に備えてスチール用のナットセットも備えておく)

・激安価格でも、一本3.3万円くらい。

 

2、スチールのままなら・・・

・交換時には、スペアホイールに程度が最も良いタイヤを回しておくべき。(そうしないとスペアだけ古くなっていく)

 

3、タイヤ選びは大きく2種類・・・

・縦溝か、ミックスタイヤかを決めましょう。(縦溝は耐久性重視、ミックスは雨、多少の雪、荒地に良好。価格はどちらも一本約2万円が最安値)

・フロントにはミックスを使わないほうがベター(使うなら、2000キロ、2500キロくらいでローテーションしたほうが良い。すぐにパターンがガタガタになる。ステアリングで感じるころにはローテーションが遅いくらい)

・リアにミックスを使うなら4本セットで。(外径と幅が若干違うため・つまり4本あるリアのタイヤはすべて同じものにすべき)

・遊びのクルマなら、フロント縦溝、リアミックスがベスト(耐久性と環境の変化への対応力のいいとこ取り)

・ただしタイヤ6本を同じもので揃えないなら、ローテーションの組み合わせ範囲が狭くなることはあきらめる。

・外形を大きくするなら80Rがある。クリアランスを少しアップでき、細身で外形が大きくなるので燃費には優しくなるけれど、カーブや横風に弱くなるし、メーターも調整が必要になる。(トラック業界ではどうしてもより大きな対荷重が必要な場合にのみ外径アップをするとのこと)

 

4、タイヤ交換のついでに・・・

・作業現場で錆び落としとか、錆び止めペイントをするべし(事前に断っておくべし。作業中にハブをバラしてチェックするような人もいるとのこと)

 

5、おまけ情報・・・

・5年くらいで交換したほうが良い。

・あまり乗らないと、ひび割れが深くなり、水気を蓄えて劣化を早める。

・紫外線はタイヤによくない。

・タイヤが新品でも、空気圧が正常でも、段差や縁石に激突させるとタイヤの中の芯材に部分的な変形をもたらして、それに気づかずに走行中にバーストさせてしまうことがある。

 

 

・・・追加情報&重要情報・・・

 

6、タイヤ入れ替え完了。リア4本ミックスタイヤ、フロント2本縦溝タイヤ、スペアに一番状態のよかった旧タイヤ。

 

7、タイヤの性能を活かす空気圧は、ドア記載の数値ではなくて、最低でも5、ベストは6くらいとのこと。

 

8、フロントタイヤ、よじれすぎ。荷重かかりすぎの心配あり。(重要)

このクルマはやっと10000キロ走行したところ。フロントタイヤは2012年製造。つまり、少なくとも一度は交換されている。それにもかかわらず、フロントタイヤのみ、極端なことを言えばパターンが剥がれてしまいそうな裂け目あり。これは過重がタイヤの性能を超えていて、その状態でカーブを乱暴に曲がったと推測できる傷とのこと。・・・しかしこのコースター、もともと公用車で、現場に急行するようなクルマでもないので、乱暴な運転をされる様子を想像するのはやや困難。荷重のかかりすぎを疑いつつ、警戒必要と判断。荷物用のトラックと違って特殊なクルマは一般に荷重に対する考え方が甘いとの指摘も。

 

 9、新品タイヤ、空気圧6K、旧タイヤ、空気圧4K。この差は歴然! 新品6Kはごっつごつです。ブルブルです。アメ車がドイツ車になったくらいの差です。ガタガタゴトゴト・・・ こまかな振動がとても強く、短い波長になりました。従来はまったりして眠ってしまいそうな乗り心地でしたが、新品ではかなりトラック的。このクルマでははじめて骨盤で感じる微振動を経験。何らかの方法でこの周波数をブレイクしたいところです。ロードノイズも大きくなりました。ただ、ステアリングの応答性がよくなり、軽い感じになりました。クルマ全体もやや軽い印象。燃費にはやさしそうです。(今回、アルミを見送ったので、純粋にタイヤのアップデート分の違いを確認できたこともまたよかったかなと思います)