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トヨタ・コースターのカスタマイズ (2500キロ・・・その2・走行性能について)

 

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走行性能は十分。そして、暴風雨の海辺での車中泊も快適だった。

 

さて、このコースターでの2500キロのこと。

 

まずはエンジンやサスペンション等のレビューとして。

 

ノンターボの6気筒でマニュアル5速です。

これはターボ&6速のコースターと比較すればまるで別物、頼りないはず。しかし、そのような個体との比較をするチャンスがないのでノンターボ5速でOKと言いたいところ、ですが、急な登り坂は苦手。高速道路でそこそこ早いクルマについていくことも苦手。青信号ダッシュも苦手。ストレスなくスムーズに動く乗り物を期待している人には不向きです。

 

では、得意科目はと言えば、国道の巡航。信号が少なくて、広くて、適度なカーブとアップダウンがあるような道なら、他のクルマの走行の邪魔をするようなことはほとんどありません。速度が乗っていれば、(そしてシフトダウンのタイミングを早めにすれば)登坂車線を使う必要もあまりない。下りが怖くて速度を極端に制限する必要も感じませんし、ブレーキを使いっぱなしということもない。それで、そのような道を走っている限り、まったく疲れません。とても快適。

 

燃費は6キロから8キロの間と思います。エアコンをフルに使って低速、高回転、ストップ&ゴーの連続なら6キロレベルまで落ち、エアコンを使わずにすーっと走っている限りは8キロくらい。ただしこれは重量と屋根の上のラックなどの抵抗によって予想以上に変わるように思いますし、走り方や走行距離やタイヤの空気圧などの諸条件によってもずいぶん変わるはず。このコースターは、この2500キロを終えてやっと1万キロを超えたところですので、まだまだ各部のアタリがとれていないかもしれません。しかし、ランクル70の同じエンジンの5速マニュアル車が7キロから9キロレベルだったので、大きさや重さの割には良好と思える成績でした。

 

バスならではのポイントは、(これは走行系の話ではありませんが)エアコンが強烈に効くことと、乗り心地がとても良いことが挙げられます。エアコンにはびっくりするくらい。炎天下で車内を寒いくらいにするのは数分でOK。乗り心地はすぐに眠れそうなくらいで、2500キロ走行して後輪の突き上げで荷物が飛び上がりそうになったことは工事途中の橋のくだりの一度だけ。また、バスでなくてもそうかもしれませんが、ホイールベースがすごく長いために直進性が良く、ハンドルは軽く押さえているだけでどこまでもまっすぐに進みますし、多少スイッチ類の操作等をしても左右に振られることも車線をはみ出しそうになることもありません。カーブでのロールはそこそこあるようですが、運転していて苦痛なほどではなく、むしろ自然でなめらかです。総じて、足回りとステアリングはとても良いと言って良いのではないかと思います。

 

制動力にも問題はありません。そもそも遠くまでよく見えるので危険な目には遭いにくいです。そして排気ブレーキがそこそこ効くので山道などはむしろ楽しめます。そしてフットブレーキは強烈。タイヤをロックさせるほどの場面は経験しませんでしたが、いつでも十分な信頼性を感じられるブレーキ系と思います。

 

横風にはやや弱いかもしれません。交差点の信号待ちで、大型トラックが横を通過すれば揺れます。