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トヨタ・コースターのカスタマイズ (2500キロ・・・その3・クルマのサイズについて)

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コースターのサイズは絶妙。

サイズについて。

 

これは、これからこの大きさのクルマの導入をお考えの方には非常に重要なポイントと思いますのでレポートしておきます。

 

結論『絶妙』

 

2500キロの旅で、困ったのは二箇所だけ。

 

この旅は、東海地方から青森の竜飛岬までの往復です。同じ道をほとんど経験しておらず、そして白神山地の林道や田舎の細道や、農道、畦道、など、大型車が入ることのない道も経験しています。全行程2500キロの中で高速道路は400キロほど。

 

さて、まず、基本的に困らなかった理由は、ナビのおかげです。ネットで3万円代のパイオニアの12Vナビをオーディオの代わりに購入して、あまり期待せずに使ってみましたが、これがすばらしい。幹線道路ばかりに誘導することもなく、走りやすい道を選んでくれます。漁港近くの入り組んだところでも、示されるルートは時々大回りして、あるいはショートカットして、地図で期待するよりもやや走りやすい道を選んでくれるのですが、これが外れたことはほとんどありません。今時のナビは全部そうなのかもしれませんが、トラックが選ぶ道とは少しだけ違う道で、そして通れないということもない、良い道ばかりを選んでくれた印象です。

 

困った二箇所のうちひとつはまず、同行した小型車の運転手が使っていたガーミンの冒険用ナビが示した細道でした。これは通常のカーナビではなく、徒歩でしか行けないような道も示すことができる上、水上でも使用できるようなナビです。これを使っていた友人がこれならコースターでも大丈夫と選んだ道はおよそ問題なかったのですが、ある田舎町で小川にかかった三角橋で前にも後ろにも進みにくいというシーンがあり、結局縁石にタイヤをこすりつけることとなりました。もうひとつは、長野県松本の市街地でパン屋さんを探すために携帯のナビを使ったとき。携帯のナビが徒歩設定だったのかもしれませんが、軽自動車でもギリギリでしょうというような道に迷い込む結果となり、アパートの駐車場でターンさせてもらうというシーンがありました。

 

この他、駐車場では大型用か、施設の端に停めればよく、とても混雑していた道の駅では係員がバス用に確保されていたところにすんなり誘導してくれて大助かり。その後にやってきたヨーロピアンキャンパーはバスとはみなされずに駐車スペース探しにとても苦労していましたのでここはバスと判断されたことに感謝!

飲食店やコンビニに向かうときでもなんとかなりました。敷地の端の三角エリアや、建物の裏などに迷惑にならずに駐車できる場所を見つけることができましたし、その気になれば交通違反にも近所迷惑にもならずに駐車できるスペースを見つけることは不可能ではないとわかりました。ただし、これ以上のサイズで、例えば4トントラックベースのキャンパーでは疑問だったところは多く思い当たります。

 

時々経験した細めの道も含めて、『大型不可・マイクロを除く』という微妙なラインはコースターの運転手にとって非常にありがたく、そして確実に突破できるとわかりました。

 

総括するなら、トヨタ・コースターのサイズは(このクルマはロングですが)、『乗用車、時々バス』。絶妙です。おそらく、楽しめるサイズとしての限界に近く、無計画で動けるサイズとして十分です。

 

2トンベースのキャンパーの運転経験のある人なら、高さがより低いことでで楽な思いをすると思いますが、ホイールベースの長さで最初はびっくりするかもしれません。4トントラックの運転経験がある人なら、急に行きたくなったところに行ける喜びを感じるのではないでしょうか。