Industnatural(インダストナチュラル)

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トヨタ・コースターのカスタマイズ (トレーラーとの比較)

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トレーラーの牽引旅行では面白さとストレスが表裏一体。

 

コースター所有歴はまだ1年にも満たない初心者ですし、コースターでの旅行経験も2500キロの一度だけですが・・・ トレーラー牽引旅行の経験があります。しかも、31ftのエアストリーム。全長9.44メートル。牽引車はアメ車で、長さ6メートルくらい。トータルで約15メートルにもなります。

 

このスケール感はとてつもなく、最小回転半径なんで考えたくもないですし、どんなカーナビさえあてにしたくないレベル。「横風注意」や「この先カーブ」の表示に喉がカラカラになります。ただ、後続車両についてはまったく気になりません。なぜなら、バックミラーを見ればいつでもどこでもこちらを煽りまくっているのが自分で牽引しているエアストリームだからです。

 

駐車できる場所を日が暮れてから探すことはほとんど不可能なレベルで、日中でも調べてから動くことが習慣化します。買い物のために立ち寄るのは巨大なスーパーで、なおかつ駐車場がものすごく広くて、空いていることが条件。もしくは、すごく広い道路で、道路脇に安全に停車できるところをみつけて、ほっと息をつく、のではなく、どっと深呼吸をして、用を足しに走ります。

 

これも慣れれば面白くなるのかもしれませんが、遊び、ですよね? と自問自答。ここまでのリスクテイクとストレスに応えてくれる面白さはいったいどこに? という疑問が沸き起こります。

 

なんだか無茶なことをしているという面白さや、ワクワク感を感じないわけではないですけれど・・・ 例えば、とにかくアメリカンライフが好きで、アメリカ人がするような旅行スタイルをどうしても日本でも実現したいとか、すごいクルマの性能を試したいとか、3年くらいかけてゆっくり旅行するとか、広告宣伝を兼ねた走行とか、巨大なモノを運ぶとか、何か特殊な理由なり目的がなければしたくない。大型トレーラーは、停車させて楽しむものである! という判断。

 

ちょっと事情があり、他にもいろいろなトレーラーを牽引する機会がありました。その経験から、もしも牽引するなら車と同じ長さ程度まで(大きなSUVでも22ftくらいが面白いと思える限界)という結論。もちろん、いろいろな意見があって良いテーマと思いますけれど。

 

ところで、22フィートのエアストリームと比べて、コースター(ロング)の車内は同じくらいの広さです。まるい感じもよく似ています。車高もよく似ていますが、乗車位置が高いコースターの方が天井が低いのが弱点ですが、風景がよく見えるのが利点。

 

そもそもこんな大空間を道路を使って動かせるわけですからどちらもすごいのですが、トレーラーの場合、ちょっと平行移動して停車位置を変更しましょう〜 というような場面で、その周囲に自車の大きさの数倍のスペースが必要ですし、一発で決めるのはかなりの難題。走る、曲がる、止める、停めるのすべてにおいて高い運転技術が必要。その一方、切り離して牽引車だけで遊びにいけることや、維持コストが軽いこと、故障する箇所が少ないことなど各種のメリットがあります(おまけに古いエアストリームなら価値が下がらず、いつでも同額かそれ以上で売れます)から、「トレーラーか、キャンピングカーか」という選択で悩んでいる人はいつもいると思いますけれど、特にこのような大きなものについては頭で考えるよりも、実際に試して、体感して、好きな方を選ぶべき! と、思います。