Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

DIY・ニッサンリーフ・バッテリー・組み立て途中のショートに注意

リチウムイオン電池の端子上むき設置はできればやめたほうがいい。(端子の横向き設置推奨)この理由はすでに書きました。

 

リーフなら、もう一つの注意事項。「まずセンターを守れ!」です。

 

端子が2つで、赤黒のバッテリーなら、クルマのスターター用の扱いと同じで、この2つの端子に同時に接する格好でスパナを置けば危険とみんなわかります。

 

端子が3つあるリーフのバッテリーモジュールの場合はトリッキーで、このセンターの端子の意味がよくわからないし、危険度もイメージしにくいものです。

 

「リーフなら、絶対にセンターを守れ!」です。危険です。

 

例えば、センター部分をつなげるバスバーを用意したとします。ねじ止めの途中で斜めになると、右か左、つまり、赤か黒の端子に接触します。そこでショートして派手にスパークします。接触の状態によっては解除が困難で、スパークが続いて溶接機のようになります。

 

センターに起因するショートは、赤と黒の両方で発生するのです。単純に、一般的な赤から黒、あるいはこの逆のショートの可能性の二倍。二倍というよりも、羽交い締めというほうが適切かもしれません。作業中、右も左もどちらの方向も危険というのは、非常にやりにくいし、両手も意識も休ませることができないために作業性がとても悪くなります。

 

センターの保護ができていれば、ショートの可能性はとても低くなります。センターの保護材が赤から黒の間の防波堤のような格好になるためです。

 

ところで、純正のバッテリーパックに装着されている樹脂製のオレンジ色のセパレーターはよくできていて再使用もできますが、組み直す方法によってはかえって邪魔になります。特に積み上げ式の組み方をする場合は、組んだらすぐにセンターにカバーをかけるべき。おすすめの素材は樹脂製のパイプです。適度な太さのパイプを開いてはめ込むだけ。パイプが元の円に戻ろうとする力だけで十分に固定されます。こうしておけば、赤から黒、黒から赤へのショートは物理的に発生しにくくなりますし、センターに起因するショートも、もちろんなくなります。メンテが必要なときも、センターだけを外す(あるいは残す)これだけでスパークの危険を回避できます。

 

センターを守ればレフトもライトも安泰。

 

 

レフトの重大なエラーも、センターがカバー!