Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

DIY・リチウムイオンバッテリー・バスバー・自作、製作、DIY

戦争と銅相場には昔から深い関係があるとのこと。

そうでなくても、インフレと円安と、資源不足・・・

いろいろな要因によって、銅がとても高くなっています。

 

日産リーフのバッテリーを組み直してそれなりのサイズの48Vシステムを構築しようとすると、たくさんのバスバーが必要になります。理想的なバスバーの素材は銅。組み方によっては純正品をそのまま再使用できるのですが、海外では純正バスバーを活用できる組み方をしない傾向が強い。その理由はまた別のテーマとして、今回はバスバーの確保について。

 

銅が高価なので、アルミで代用する事例も海外に見つけることができます。

厚みが十分なものを幅広にして用いれば、銅のフラットバーと同じような性能を得られるとのこと。価格は銅の三分の一以下に抑えることができると思います。

 

アルミで良いなら鉄でもステンレスでも良いのかもしれませんが、12Vのクルマのバッテリーターミナルの代用品を5mm厚のステンレスで作り、スターターを回したとたんに焼き切れてしまった・・・ という怖い経験をしています。素材だけが原因ではないかもしれませんが、少なくとも銅製なら熱を持ったとしても焼き切れることはなかったのではないかと思います。

 

銅を安く使いたいなら時間と手間をかけるしかありません。大きな銅板から切り出すのが良さそう。・・・さらに進んで、リサイクルも視野に入れても、アルミや鉄と違って、銅のクズを見つけることは簡単ではありません。やはり他の金属とは異なり、廃材になっても相応の価値を持っているということなのだろうと思います。

 

自動車解体による廃材の中に適当なものを見つけました。冷凍車のエアコン配管。カバーやジョイントがあったり、表面が劣化していたりして少し不安を感じましたが、素材としてはかなり立派な銅が使われていて、叩くとフラットバーになります。純正品に近いレベルの導通生を期待して良いように思います。純正品ほどの平面性を期待できないので、接点には導通グリスを使います。

 

ボロボロの銅管でバスバーをつくる