DIY・オフグリッド・輸入と人柱
DIYでオフグリッドを目指す人は、何かしら中国からの輸入に頼ることになりますね・・・
現在は、中国が世界の工場なのだと実感させられます。それだけではありません。中国は巨大な実験場なのだとも感じます。そして、日本のユーザーはみんな人柱。
ありとあらゆるものが試され、選別、淘汰されています。規制はないのだろうかと思うくらいに。アイデア商品の数も勢いもすごい。作るのが面倒なものでも、企画が甘いものでも、かなりの数が売れるとわかっているのでいきなり大量生産のメリットを享受できる。このような環境なら、じっくり開発して、定番になることや高付加価値のものにすることを目指すほうがナンセンスで、不具合があってもどんどん出してバージョンアップすれば良いし、文句を言われたら交換すれば良いという考え方になっても仕方がありません。技術者の移動や独立も激しくなって当然。良いメーカーが急にだらしなくなったり、新興メーカーが素晴らしかったりするのはそのためなのでしょう。そして評判通り、偽物も多いし、まともに販売しているように見えてB品の横流し専門ショップだったりもするようです。
特にリチウムイオン電池についてはどうしても不安を消せません。「大手自動車メーカーに供給しているメーカー」というキャッチコピーに安心しても、実はそのメーカーの正規品は購入希望者がかなり大きな企業でも入手できない仕組みだったり。（つまり購入できるものは全て横流し品）
ハイブリッドインバーターも不安。これが日本で規格化されて実用化されるまでにはいろいろと壁がありそうなので輸入するしかありません。そして品物がまずかった場合、メーカーの対応が良くても送料の壁が残り、損失と買い直しのダブルパンチとなり、その後も同じリスクの繰り返しになるという「アリ」地獄にはまります。。。。 今の中国が実験場なら、日本のDIYチャレンジャーは全員人柱で、これもまた実験場。成功事例をよく観察して、商用でないのなら、うまく情報共有しながら進んでいきたいものですね。
