DIY・オフグリッド・日産リーフのバッテリーを使う計画と実行(その3)「展望」
DIY・オフグリッド・日産リーフのバッテリーを使う計画と実行(その4)「展望」
DIYで書棚を作ろうとする場合、作る価値があるのかどうか、意識して、あるいは無意識のうちに計算しますよね? 必要かどうか、作りたいかどうか、作ったら使うかどうか、すぐにダメにならないかどうか・・・など。(この思索の中で、予算は別の問題とする人も多いはず)
<展望>
今更ながら、「この方向で良いのか?」をよく検討してみます。
<理想はプロパンバス方式?>
災害時のエネルギー源として、プロパンガスが強いと言われます。電池も、きっちりパックできていれば、プロパンガスボンベのように移動や循環を前提としたサイクルの中で提供できるかもしれませんね。もしも、電気をたっぷり詰め込んだ箱の定期宅配を受けられればそれを使ってオフグリッドできます。(配達網がグリッドではないかというツッコミができそう)
<サイズと送電方法に革新がない限り>
普通の家庭ひとつの1日の電力消費量を、余裕をもって賄えるサイズは現時点ではコストコカート1〜2台分。毎日新しいものを接続してもらうような仕組みは非現実的。蓄電池において飛躍的な技術革新がある頃には送電技術も同様で、電力は電波で届けられるかもしれませんし、そもそもトラックでガスボンベを輸送するようなアナログな方法で最新式の電力を運ぶというのも悪い意味でシュール・・・。
<待った無しの電気代高騰の中で>
電気のことばかりは、対策が早いほどメリットが大きい問題です。なにしろ導入直後から多かれ少なかれ資金回収が始まるわけですから。動きながら考えて無駄なことをする可能性はありますが、よく研究して、今のベストオブベストを選んで進むなら早いほど良いです。
発電はソーラー、蓄電はリチウム、制御はハイブリッドインバーター、この3つを他の何かと入れ替えるとすれば、発電を風力にするか、あるいはソーラーとの並列にするかという程度のこと。3つの主要アイテムについて、それぞれよく検討するなら実行する意義のあることと思います。
<10年の展望>
コイルと鉛電池のセットは150年くらいの歴史があるんですね。ソーラーパネルとリチウムがこれから150年の時代をつくることはないとしても、150年も続いたものと置き換わることのできるようなスーパースターであることは間違いなさそうです。
技術革新には期待したいところですが、リチウム電池自体、デビューを急ぎすぎたのではないかと言えるくらいに革新的なものですから、結局のところ、今のソーラーパネルとリチウムのセットについて、少なくとも今後10年〜20年は十分に実用価値があると考えて良いのではないでしょうか。