Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

DIY・オフグリッド・日産リーフのバッテリーを使う計画と実行(その1)「意義」

DIY・オフグリッド・日産リーフのバッテリーを使う計画と実行(その1)「意義」

 

DIYの中でも特殊なテーマになる理由と、「意義」>

 

DIYの場合、それは実験なのか実用なのか、目的なのか手段なのか、それとも芸術なのか?

あるいは、主義主張なのか、生き方なのか? 

 

難しく考える必要はないと思いますが、本棚を作ることと発電との間にはギャップがありますね。滑り台とバンジージャンプくらいの差があると思います。いろいろな条件をクリアしないと挑む前にくじてしまいそう。

 

ところで、エコフローがつい最近発表したキャンピングカー用の設備はその意味で敷居を極端に低くしたと思います。DIYの喜びも感じられつつ、安全や手軽さなどの面倒な一部分をお金で補うという、ちょうどいいところをつ突く、素晴らしい企画ですね。ユーザーがこの「ちょうど良さ」の下を行く構図でDIYに挑めば苦労もするし、試行錯誤の過程で結局高くつくかもしれない。この上を行けば、専門的なノウハウが必要になる。

 

ただし落とし穴もあります。本気でオフグリッドに挑戦する人は、どの程度の電力が必要なのか計算するはず。そうすると、今回のすばらしい企画商品でも満足できず、既存のパッケージ型商品ではどうしても役不足と判断して、自分流リサーチの道に入ることになるでしょう。

 

それがなかなか、いばらの道。電気工事士の資格は安全確保や基本的な計画に役立つとしても、オフグリッド実現のためのノウハウに直結しないし、ノウハウがあっても商売としては成立しにくい。ぐるっと回って、人材の空白地帯になることは避けられそうにない。専門家不在の中で立ち回るしかないし、必要になる設備や部品も、肝心なところで輸入に頼ることになる。専門的な知識が必要なのに専門家がほとんどいないという痛い話。だからこそ面白そうだ! やりがいがある! と思える人が前に進むのでしょう。

 

++++++++

 

経産省主導の個人向けオフグリッド支援」なんて、実現したら面白そうですけれど、いかがでしょう?・・・ コロナ飲食店支援と同じような調子で、各地の電気屋さんを支援すれば、日本各地の電力事情も改善できて、経済も回りますよね。