Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

ソーラーシステム給湯(太陽熱温水器)その4

まだできない。

 

設置場所に難あり。

 

設計上は問題なくても、メーカーは大丈夫と言っても、「高すぎる」「華奢すぎる」

 

心理的に問題あり。

 

屋根の上に水を200リットルも保持するというのは、それを支える構造としてしっかりしたものを作ったと言える自信があっても、どうも見た目が恐ろしい。慣れるのかもしれませんけれど、強風時のことを思うとやはり怖い。万一倒れてしまっても、他人に迷惑をかけないようにするには、その設置場所は敷地の隅ではなく、ある程度マージンを確保した場所でなければと思い直したのは、仮設置をしてみた後のこと。こういうことは時々あります。何度も悩んで、工夫して、乗せてみて、いやあーこれはやめとこ。となったのです。その決断のポイントは、

 

「75歳になったときに、メンテできるか?」です。

 

自分が高齢になったとき、メンテしたり、片付けたりということを自分でできないようなものを作りたくないと思っています。それが元気な75歳。周囲のそのような人を見ていて、想像しながらこの基準をあてはめてみるようにしています。あんなに高いところに、大きなものを乗せてしまって、バルブを交換したいとか、撤去したいというようなことになったときに、怖くてどうにもならないとか、他人にお願いしなければできないとか、必死にやってみて、失敗して大怪我をするとか、そんな可能性が高いものをつくると、どんなにエコなもので、経済的にも節約できるものだったとしても、ダメ。

 

それで、乗せてみたけれど、下ろしました。

それは昨日のこと。そして今日、用事があってクルマで隣街まで行きましたが、途中、朽ちて屋根が落ちかけた日本家屋の屋根の上に、原型そのままの古い太陽熱温水器がふたつ並んで乗っているのを見かけました。斜めになって、今にも落下しそうになって。それは虚しい風景です。

 

緊急事態と言われる中で、気分もどんよりしますが、別の場所に設置できるように仕切り直しです。

 

 

・・・その後・・・

 

いっそのこと、バスルームごと作り直そうとまで考えるようになったので、これはもう、設置場所変更どころの騒ぎではないと反省して、システムをいったんガレージに保管して他の作業を進めることにしました。この話題、「その4」まで続きましたが、「その5」は少し先になりそうです。