移動式コンテナハウスを製作するプロジェクト 試しに車台を作ってみる。(その2・12万円は高いか安いか)
ところで、この試作車の12万円を高いと考えるかどうか?
金額そのもののことではなく、ものの価値としてどうか? この疑問をチェックする方法として、中古の同様のトレーラーや、同じレベルの「鉄」をオークションサイトでチェックしてみます。
まず、中古のボートトレーラーでこのサイズが12万円以下になるようなことはなさそう。もっとも、ボロボロでサビサビで運搬する価値も疑わしいようなものなら出品されていないのでわかりませんが、少なくとも形をなしていて、2トンレベルのものを積載して、すくなくとも敷地内で置いておくくらいの用途に耐えられそうなもという条件で探してみると、最低でも20万円くらいになっています。これがもしも12万円以下になっていれば、自作するよりも中古を手に入れたほうが良いということになるのですけれど。ついでに検索ヒットする大きな「まな板」と呼ばれるトレーラーは、その意味では激安! 20ftではなくて40ftを載せられるような大きさで、強度的にもぜんぜん余裕で、自重が4トンとか6トンというような鉄の塊なのに、50万円レベル。これは、バラバラにして鉄屑にしてもそのくらいになるのではないかというような値段ですからきっとモノとしての底値であって、活用できる人にとってはすばらしい素材ですね!
ところで、鉄屑と12万円というテーマであれこれ考えてみたことのひとつ。「軽トラ、すごいかも」
12万円以下で購入できる軽自動車はたくさんあります。中でも、軽トラはすごくお買い得かもしれない。約800キロレベルの鉄の塊。そして、ボートトレーラーよりもはるかに複雑で、自分で製作するなんてとても無理な工業製品。人間と荷物を載せて公道を走ることができて、それで12万円だなんて、失礼なお値段かもしれないと思ってしまった。完全に、余談ですけれど。