Industnatural(インダストナチュラル)

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移動式コンテナハウスを製作するプロジェクト 試しに車台を作ってみる。(その3・鋼材の塗装)

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本当は、亜鉛メッキ、いわゆるドブ漬けが良いのです。鋼材のことです。

 

ボートのトレーラーは、その使用環境のためにほとんどみんなこの仕上げで銀色です。

一方、トラベルトレーラーや家形のトレーラーで亜鉛メッキの鋼材を使っている事例は知りません。長さの問題があるらしく、ドブ漬けに使うプールが許容できるサイズが、せいぜい6Mレベルまでであることがほとんどであるのだとか。

 

亜鉛メッキされた鋼材は、ほんとうに錆びにくいです。しかし一般的には流通していないために入手がやや困難ですし、価格も錆止め塗装のものよりは高価です。

 

亜鉛メッキをあきらめるなら、錆止め塗装をしっかりしようということになりますが、自分でできる錆止め塗装のうち、最強、最善と思われるものはローバルという特殊な塗料ですが、これをしっかり活かすためには鋼材の素地をむき出しにしなければならず、そのような鋼材もまた入手困難です。従ってローバルの使用は、カットや穴あけを施したような場所や磨いた部分、溶接部分などに限定されることになります。

 

現実的には、赤い錆止め塗装をされた鋼材を入手して、その上に強い塗膜をつくってやるしかなさそうです。12万円の予算でできるシンプルな組み立て式のトレーラーでも、しっかりとした塗装をしようとすると5Lから10Lくらいを使います。

 

鉄部の塗装について話を発展させるなら、「つや消しは避けたい」です。

ラッピングならば問題ないのでしょうけれど、特にクルマの場合で、マット仕上げを塗装でしてしまうと、錆びやすいです。かつて乗っていたクルマの窓の周囲だけがマット仕上げだったのですけれど、そこだけ錆びを呼んでいました。どうやら、空気中のチリ、ホコリ、砂などを塗装面が捕まえてしまって、それらが湿気を滞在させる時間を長くすることで結果的に錆びやすい環境をつくってしまうのではないかと考えています。

 

そんなわけで、錆止め剤配合の油性、ツヤありの塗装をしっかりした厚さで塗っていくというのがベストということになるのかなと考えています。