Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ (床下収納)

コースターについて調べていた頃、フロアがベニヤ! という事実に愕然。

 

「クルマは鉄製」みたいな固定観念を持っていたので木製、しかもベニヤ板であることを知ったときは新鮮な驚きを感じました。(ちなみにエアストリームもフロアは木製。こちらはOSB合板の一枚物)

 

実際に所有するようになって、少しは穴を開けたりもしてみると2cm弱? 椅子をたくさん据え付けて、そのときに鉄のフレームとベニヤのフロアを絡めてねじ止めすることによって強度が完全なものになるようにも見えます。ビッグバンの場合はそのあたりがよくわかりませんが、飛び跳ねるとベニヤとフレームの間に少し隙間があるように思われる部分もあります。

 

床下に潜って見上げてみると、複雑な梯子の上に板が乗っているような構造。何も支えのない部分、つまり、ベニヤ板を平面として見て、触ることができるような部分もかなりの面積があります。この部分は、例えばノコギリでカットして四角の穴を開けてしまっても構造的にはそれほど深刻な問題にならないように思います。ちょうど、バッテリーへのアクセスハッチのように。

 

キャンピングカーは、例えば水タンクをフロア下に吊り下げている場合があります。純正のコースターでも、仕向地によってはスペアの燃料タンクを吊り下げていたり、ヒーターユニットのような装備のスペースになっていることもあると思います。コースター(ロング)のフロア下には、20リットルのポリタンクでいうと少なくとも6個分くらいを吊り下げたり、シャシの隙間に食い込ませたりできるようなスペースがあります。

 

(こんな見方もできます。シャシ周りが丸見えの低床トラックに、ボディーと一体のカバーがされているだけ。もしもボディー下部をぐるりとカットしたら、なかなかスリムなトラックに見えるかもしれません)

 

シャシ周囲の空きスペースを活用することができれば、重心が下がる上に室内空間を広く確保できますから効率的。実際、発電機やエアコンの室外機や温水器などを積載する人もいます。これらの装備のためにボディーをカットするのは見送るとしても、このベニヤのフロアなら? もしもカットに失敗しても修復することができるし、見栄えも変わらず、サビを呼ぶ心配もない。むしろ、木製だったことを有効活用できる活用方法ではないか? この考えは過去にも検討したことがあるのですが、やはり気になります。

 

特に、水、サブバッテリー、工具のように、あまり頻繁にアクセスする必要がないものなら、床下収納で良いのではないか? あるいは、床を掘り下げて室内高を稼ぎ、シャワールームを快適にするとか、汚れ物を放り込めて、水を流して洗浄できるようなトランクスペースをつくるというような工夫もできそう。掘りごたつ、なんていうアイデアもアリかもしれません。ただし、掘り下げることのできる箇所は決まっていますから、もしもあとからどこかを掘り下げるなら、大幅なレイアウト変更が必要というのが悩みどころ。・・・こういう思索を巡らせて、いつまでも完成しないことも、また楽しいものです。