Industnatural(インダストナチュラル)

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トヨタ・コースターのカスタマイズ (屋内天井とその周辺)

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エアコンダクトはカットして屋内スペースを広く。ダクト内部は配線を引き回すためにも活用して、照明のスイッチパネルを埋め込んだ。


ルーフにレールを取り付けて、デッキとソーラーパネルと、ハッチを固定する作業を終えました。やっと、その直下、つまり屋根裏? の仕上げに取り掛かることができます。

 

クルマの話で屋根裏というのもおかしなことかもしれませんが、ボディーパネルとしての「ルーフ」の真裏で、屋内天井のパネルの上にある、隙間のスペースのことですから、屋根裏ということにしておきます。

 

純正では、屋内の天井パネルを取り外すと、繊維クズの塊のような断熱材が貼り付けられている他、ボディーの骨格となる鉄製のフレームと、照明器具やスピーカーのための細い配線があるのみ。これらの他に特別なものは何もありません。本格的な防音と断熱のためには、純正の断熱材をすべて剥がして、制振材と断熱材を取り付けるという流れになるのでしょうけれど、コースターのルーフはなかなか厚みのある鉄板ですし、骨組みもしっかりしているので、制振材は省略することにしました。

断熱材は、純正を剥がさずに、そのままにして、追加でポリエステル系の3センチ厚のマットを重ねて固定することにしました。住宅用で、板状ともわた状とも言えるような、ちょうど良い素材をネットで見つけたので、それを使います。骨組みの中にすっぽり収まるようにカットしてパズルのようにはめ込んでいき、骨組みには幅広のアルミテープを貼り付けて断熱材を支える構造。軽い断熱材を固定するにはこの方法で十分でした。

 

骨組みのところどころに、重量物を吊り下げることができるようにするためのアルミバーを固定しておきます。天井パネルを元に戻してからの穴あけ加工には作業性と強度の両方に疑問があるため、先に固定しておくことが重要と考えました。

 

また、照明器具と、空調ファンのための配線も先に行って、いつでも電気工事にとりかかれるように準備しておきます。

 

さらに、コースターの天井付近にはクーラーのダクトがものすごいスペースを奪っていて、これはもともとバスとして使うためのスペックなので、大胆にカットしてしまいます。前方に数人乗車するだけですし、停車中にエンジンをかけてエアコンを動かすこともありませんのでこのカットによってスペースを確保するのは合理的なことと判断。

できたスペースに棚をつけようかと思いましたが、いったん見送りつつ、将来吊り下げ式の棚を設置できるようにフックだけを取り付けておくことにしました。

 

ここまでできたら、やっと天井パネルをもとに戻して、あとは、ハッチのアクセスのための大穴をあけて、化粧パネルをはめ込んで、できあがり。

 

文章にすると大したことのない作業ですが、丸二日かかりました。