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トヨタ・コースターのカスタマイズ (ルーフのリフレッシュとソーラーパネル受け入れ準備)

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ボート用のハッチを、換気と採光のために設置。ルーフへの通路としても。




コースターのルーフは、思いの外フラットです。そして前後や側面に近いところではものすごく丸い。これは風対策には良いのかもしれませんし、好きな人には好きなデザインということになるのでしょうけれど、実用上はあまり良いとは思えない形状です。

 

何が気に入らないか? 

・ルーフラックや太陽光パネルを搭載するには丸すぎるし、そのせいで面積が小さくなっている。

・屋内の容積も小さくなっている。

・その割に、天井部分がものすごくフラットで、リブの脇などに雨水が溜まってしばらく残る部分がいくつかある。

 

この個体の問題点。

トヨタテクノクラフトオーニングをルーフ直付けにしていたので、撤去後にはリベットのための穴がいくつかと、ネジ穴がいくつか。鉄のアングルが固定されていたところではボディー側は無事だったけれど、アングル側からサビが出ていて汚かった。アングルを除去すると、変成シリコーンらしきものがしっかりくっついていて、これを除去するにはボディーの塗膜を荒らすような方法しかない。

・メンテのためか、施工のためか、所々に小傷があって、コインひとつで隠せる程度のサビが数カ所。そしてルーフ全体に若干の凹みや波打ちもある。

 

何をするか?

・4メートルもの長さのアングルが固定されていた部分に、リベット穴とシリコンがあるので、これを削り取って錆止め加工をする。(現状はまったく錆びている部分なし)

・ネジ穴はしっかり裏側を補強されていて、将来オーニングのようなパーツの固定のために活用するかもしれないので、Oリングを添えたネジで塞いでおく。

・サビの出ている小傷を削り取って錆止め加工をする。

・ルーフの上の部分に限って全体に塗装をす

る。(たぶん3回塗り)

 

・・・その後・・・

ルーフがリフレッシュされてとてもスッキリ。いつもは見えないところですけれど、不思議と満足度が高い。ここから、ルーフの有効活用のためにレールを取り付けて、ソーラーパネルやデッキ、ハッチなどを取り付ける加工をします。

 

 

・・・・・・・・・・・ さらにその後・・・・・・・・・・・・

 

主な装備は、ソーラパネルと、ルーフラック(デッキ)と、エスケープハッチの3つ。

ルーフの塗装をして、しっかりワックスを塗って、受け入れ態勢が整ったら・・・

 

1、・ルーフレール

ルーフラックとソーラーパネルを固定するためのベースとなる、アルミZ型フレームを取り付ける。排水性確保のため、全面密着ではなく、ところどころにわざと継ぎ目を確保してリベット留めにします。(トヨタテクノクラフトによる施工方法を再現)Z型フレームは市販品では良いサイズがないため、トラック用の異形アルミ材料(Z字が背を向けあった断面で、チャンネルが開いたような形状)を中央でカットして制作。アングルを2つ重ねてZ字にすることもできますが、その方法だと高価になり、素材自体が少し弱いものになります。

(ちなみに、ルーフレールの後端部は、リアスポイラーの位置とルーフの形状に合わせて50センチほど宙吊りの状態のままとするため、全体をZ字のストレートにはせずに、元の形状を部分的に残すこと /Zの文字を書く最後のところで少し上方に跳ね上げたような形状で強度を確保します) 

 

2、・ハッチ

屋根を一部カットして、ボート用のエスケープハッチ(バウハッチ)を取り付ける。(あかりとり、換気、そして、ルーフラックの上に登るための通路として)

(GOIOTという船のハッチのブランドのものを採用します。取り付け面の湾曲を1mm 以下にせよということで、完全にフラットな面を要求しているので、アングルを文鎮代わりにして、あらかじめ樹脂材料と変成シリコーンでレベル調整版をつくっておくなどの方法でルーフの部分的なフラッット化を行いま

す)

 

3、・スポイラー

リアスポイラーを取り付ける。(Google画像をチェックしていたら、メルカリで出品されているものを発見して即会員登録の上、購入。マイクロバスにスポイラーなんてものはこのモデルのコースター以外では見たことがないし、よく練られた形状だと思うので無駄なものではあるけれども採用しました。このスポイラーのデザインとうまくバランスのとれるルーフラックを制作したいと思います)

 

4、・ルーフデッキ

リアスポイラーとハッチに合わせてルーフラック(デッキ)を設計し、アルミZ型フレームに固定する。(デッキ上が眩しすぎるので、焦げ茶色と白を混ぜて薄いブラウンにする予定・裏側はアルミの電食を防止するため、また裏側からの見栄えを意識して、ファインフラットホワイトで仕上げます)

 

5、・ソーラーパネル

残ったスペースにソーラーパネルを取り付ける。ルーフラックのサイズが決まった時点で、そのサイズにできるだけ近いサイズのソーラーパネルを注文する。(ソーラーパネルについていろいろと調べた結果、幅約130センチ、長さ約200センチの面積に、2枚のパネルを設置することにしました。合計で430W)

 

6、・その他

・リアカメラ、リア作業灯をリアスポイラー周辺に組み込む。

・ルーフラック上にもライティングが欲しい。

・ルーフラック上で2人用テントの設営ができるようにしておきたかったのですが、(幅約130センチ、長さ約210センチ)ソーラーパネルの大きさを優先して断念することに。テントは不可ですが、二人がけの椅子ならどの方向にも置くことができ、ゆったりとくつろげるサイズになりました。幅約130センチ長さは140センチの部分と、200センチを超える部分とが混在。これはハッチが割り込んだ形状になるため)

・ ルーフラック後端部には、引き出し式の雨よけ板(オーニング)と、吊り下げ式シャワーテントを装備する予定。

・サイドオーニングを後付けできるようにしておく。

 

 

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できればしたくない屋根のカット。どんなに注意しても鉄粉が飛び、微細なサビになる。