Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

DIY・ソーラーパネル固定方法

市販品に頼らず、いろいろと考えてみて、検討してみて、自作がよさそうなら自作するのがDIYの楽しみと思います。売っていないもの、買うと妙に高額なもの、結局現場合わせでなんとかするしかないものなど、DIYが優位と感じられるものは多いです。

 

ソーラーパネルの固定方法で悩む人は多いと思います。単に置くだけでは危険であるとわかっても、どのように固定すれば良いのかわからなかったり、固定できても強度や耐久性に自信を持てなかったり。

 

一番良いのは、カーポートの屋根にしてしまうことと思います。カーポートを自作する気になれば、なんとかなります。ソーラーパネルの価格はポリカーボネイトの板と同じか、むしろ安いのではないでしょうか? 

 

既存の屋根の角度をそのままで固定するのも良いと思います。フェンスや壁面に垂直に設置しても良いと思います。もちろん、土地が広い場合は、専用の架台を組んでも良いと思いますが、その下のスペースがもったいない。どうせなら小屋にしたり、雑草避けにしたり、何らかの機能を持たせたいですね。

 

さて、パネル一枚を固定するにしても、いざ向き合ってみるとなかなか難しい。それは、パネルが畳のような形状をしていて、表面は可能な限り発電のために面積を使っているためで、表からビスで留めてしまえるようなフレームの余白がありません。あるとしても4ミリ程度で、そしてその4ミリがガラスを内包して支えています。表面からは、板状のもので抑え込むことはできても、ネジを打ち込むことができません。

 

横から、あるいは下からなら、フレームにネジを差し込めます。しかしそのような施工をする場合、あらかじめ何らかの加工をしておく必要があり、もしもプレートやネジが飛び出すような格好にしてしまうと、並べるときの邪魔になったり、傷や損傷を与える原因になったりします。できれば、パネルは並べるだけで、表面からフレームを抑え込める構造にしたい。木ネジやドリルビスでは不安が残るので、ボルト&ナットを使いたい。・・・

上からボルトを締めこむには下側に完璧な位置にネジ穴が必要。もちろん強度も。そのような金物は高額になるに決まっているし、作っても現場ではきっとずれてしまって使い物にならない。・・・そうすると、パネルのフレームの淵に、上からプレートを乗せて、それをナットで締め込む方法しか選べないということになります。

 

DIYですから、ぴったり計算どおりには進まず、ある程度は現場合わせになると考えるべき。そのようなやりくりの余裕を残すシステムを考えると、とても効率よく作業を進めることができます。

 

僕の方法は、中古のアルミ足場板を使う方法です。これはメーターあたり2000円以下で入手できます。そして木工用の丸ノコでカットできます。カットせずにそのまま使うのも良いですが、カットして必要箇所にだけ配置するならコストは5分の1以下になります。

 

その方法・・

1、アルミ足場板を10センチ刻みでカットします。

2、四隅と中央の合計6箇所から8箇所にステップドリルで穴あけします。

3、ドリルの穴からネジを通して、インパクトドライバで屋根にねじ止めします。

(固定位置にミリ単位の精度は求めず気軽に)

4、この上にパネルを置いて、ソーラーパネルのフレームのキワにステップドリルで穴あけ。

(穴の位置は、パネルの位置の成り行き&現場合わせでOK)

5、現場合わせで開けた穴に、波板用のフックボルトを差し込んでボルトを立ち上げ、プレートをサンドしてナットを仮締め。

6、これを繰り返して、最後にナットを締め込み。

 

これで、A・高価な専用金物を使わずに、B・十分な強度と耐久性のある固定が、C・現場合わせで簡単かつ高精度でできます!

 

 

アルミ足場板(中古)をカットして屋根に固定する

 

アルミ足場板を活用してソーラーパネルを固定

 

固定用の穴は、現物あわせのステップドリルでOK