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トヨタ・コースターのカスタマイズ (純正バッテリーの搭載位置)

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バッテリーの箱を捨てずに活用して寒冷地仕様に。


コースターのバッテリーはサイドの乗降用ドアのすぐ後ろにあります。交換をするためには車内の床にはめられた板を外して、上から吊り上げる格好になります。この位置はどうにもならないとしても、バッテリーへのアクセス方法をなんとか改善したい。

 

その理由は、このアクセス用のパネルがある位置は、カスタマイズによって非常にアクセスしにくくなるから。キャンピングカーの場合、この真上によくあるのがギャレーで、狭い空間で重いものを吊り上げたり、下ろしたりする作業はきつい。僕のコースターのように乗用車用の座席を搭載したら、この位置は通路になるのでパネルの耐久性や隙間の汚れが気になりますし、樹脂製のロックつまみの飛び出しが邪魔になります。

 

もしもこのアクセスパネルを塞いでしまうことができれば、防音と断熱にも良いですし、汚れがたまりそうなところが減って掃除がしやすくなります。

 

ではどうするか? 他のトラックのように、横からアクセスできるようにするか、下に下ろすことができる仕組みにすれば良いわけで、その方法を検討することになります。

 

横からアクセスするためには、よほど搭載位置を下げるか、それともサイドパネルに穴をあけてハッチを取り付けるというような改造が必要になります。どちらもバッテリーの交換や車内のハッチを塞ぐためだけならリスクが大きすぎると判断して見送ります。

 

バッテリーを搭載している台を地面に向けて下げることができるなら、それがベスト。ちょうどスペアタイヤの上げ下げと似たイメージ。しかし、そのための機構が複雑になるし、この作業を車載工具だけで行うのもなかなか難しそう。

 

横へのスライドをリアタイヤ方向にできるなら機構もシンプルで、ボディーに開口部をつくる必要もありませんが、ターミナルの脱着が難しそう。

 

一度床下に潜って、バッテリー周りをバラバラにしながら検討してみる必要がありそうです。

 

・・・その後・・・

 

バラバラにしてみました。

 

まず、サイドボディーの穴あけとハッチ取り付けは素人にはやっぱり難しそう。パネルの曲面を綺麗に維持できなくなるかもしれないし、カットの際の火花や鉄くずが、電源関係のパーツが集まっているこのエリアでは特に好ましくないように見えました。サイドからバッテリーへのアクセスができれば便利ですが、その頻度を考えれば、大きな改造はやはり避けたいところ。

 

リアタイヤ方向に引き出して下ろす作戦は、そのためのスペースがあるかないかという観点で言えば、実行可能。バッテリーを下ろして、ターミナルのねじ止めをする作業も問題なさそう。

 

 

しかし・・・バッテリーを外して、バッテリーを吊り下げている棚の頑強さに驚き、そりゃそうだよな〜 と思いました。棚はフレームからサイド方向に伸びていて、フレームに直角方向で強度が出せる吊り下げ型。この形を90度回転させてしまうと、重いものを片手で持たなければならない格好になるのでNG。そんなわけで、どうしてもリアタイヤ方向にバッテリーをスライドさせたいのなら、この棚を丸ごと作り直す必要があり、また、バッテリーから先の配線を簡単に外せて、なおかつ固定できるようにしなければなりません。この2つの改造が難なくできたとして、さらに、バッテリー周囲にはどうやら電装関係のトラブルのときに用事がありそうなボックスやその他の配線がいくつかあります。これらはすべて、車内のフロアからのアクセスを前提として設計されているように見えます。・・・そんなわけで、バッテリー搭載、そして交換の方法を変更することは断念しました。

 

断念ついでに、棚に出ていたサビをとって、錆止め塗装をして、新品のバッテリーと交換。この際、バッテリーが入っていた箱にアルミシートを貼り付けて防寒ボックスを作成し、寒冷地仕様にしておきました〜

 

車内、フロアのアクセスパネルは、つまみをとってしまい、ねじ止めにしました。これで通路の邪魔になる出っ張りを排除できたのでよしとします。