Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ (タイヤハウスの上のスペース)

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左のタイヤハウス上に取り付けたチェスト。通路方向への引き出しがたくさん。後方への引き出しはカセットコンロを入れるためのスペース。


コースター(の2WD)はダブルタイヤなのでタイヤハウスがとても大きいです。

このスペースがフラットなら内装の施工がどんなに簡単だろうと思いますが、この出っ張りを消し去ることは不可能なので、いかに処理するかという発想にならないと計画が進みません。

 

最初は、またぐようなデザインを考えたのですが、あきらめました。歩くのは真ん中にして、タイヤハウスの上には右側にクローゼット、左側にはチェストを取り付けました。取り付けると言っても、簡単に社外に出せるようなつくりです。

 

右側の、クローゼットの高さはリアゲートの開口部に合わせて165センチほどしかなく、そしてフロアから45センチまではタイヤハウスが占有してしまうのであまり大きな空間ではありませんが、それでも幅90センチ近くあります。奥行きは55センチで、タイヤハウスの幅よりも少し大きくしました。冬用のセミロングコートがたくさん掛けられるようなサイズです。(これが結果的に、冷蔵庫をすっぽり収める奥行きを提供することなりました)

 

左側には、チェストを製作。こちらはタイヤハウスの上空にぴったりの大きさで、家庭用の四段タンスのようなサイズ。トップは100センチほどの高さで、立って作業をするのにちょうどよいです。天板の真下には2つの引き出しが並んでいて、その下は梁があるように見えますが、ここには車両後方に向かって大きく引き出せる引き出しが入っています。カセットコンロ2個が入っていて、この引き出しのを展開した状態で真下には巨大なマリンクーラーが居座っているという図。もちろん、この状態でも開閉可能です。このロング後方引き出しのさらに下、タイヤハウスとの間の空間は高さ45センチ、幅98センチほどあり、左右対称に三段、合計6つの引き出しを備えました。引き出しの高さは、上から5センチ、10センチ、20センチほど。

 

引き出しというのは、引き出すまでは引き出しではないというのが言うまでもない特徴で、通路と空間を共用できるところが美点。「引き戸プラス棚」と比較してつくりが面倒で収納スペースとしても必ずしも効率的ではないかもしれませんが、使いやすさを優先しました。

 

ところでこのチェスト、少々お行儀が悪いかもしれませんが、天井のハッチを抜けてルーフに出るための足場でもあります。