Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ (ベッド)

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収納付きベッドを製作中。使いにくいと判断して撤去。


荷室を二段にして、上段は常設ベッドにします。そのための思索。

 

まずはサイズ。2名用。ダブルベッドのサイズは幅140センチ。これは縦横どちらにしようと広いコースターの車内では問題なし。縦は195センチ。この長さを横向きで確保することは窓の加工なしではできません。斜めは面白いレイアウトができるかもしれないけれど、スペースのロスも多いので検討しないことにします。そうすると、必然的にベッドの配置は縦向きとなって、ずいぶん贅沢な横幅を持つベッドになります。

 

縦195センチ、横180センチくらい。これはもう、キングサイズ! 快適なベッドになりそうです。しかし、このコースターはもともとビッグバンで、リアが観音開きです。このドアの存在は、心理的に、脱出するときに使いたいと感じてしまっているのが人間。多分。これを塞ぐベッドにしてしまうと、きっと後で後悔するだろうなと考えて、ベッド脇になんとか通れるような通路を確保することにします。タイヤハウスに乗り上げて後ろへ向かうことになりますが、それでも。そして最後部には人がやっと立つことのできるスペースを残します。これも、屋外からドアを開けたときに、なんとなく、登りたいと思うのが心理でしょうし、ベッドの上に(蓋をして)物を載せたり、ベッドメイクをしたり、掃除をしたりといういろいろなアクションを想定してのこと。これらの「余白」のために、ベットの横幅は少し狭くなってギリギリダブルベッドサイズの140センチ、縦はそのまま195センチで、後端から40センチほど前方に設置します。

 

サイズと位置が決まったら、フレームをどうするか? 鉄、アルミ、ウッド、樹脂からの選択なら、ウッドが一番加工しやすく、低価格で、軽量。間違いの修正も簡単。アルミは高価で、素人の環境下で鉄と同じ強度を出そうとすると重量では良い勝負になってしまう。鉄は重いけれども薄くできたり、形状を工夫できたりするので使いやすく、そして安価。しかし加工性がよくない。そんなわけで、ひとまずウッドで制作することに決定。設計はまだですが、大きなテーブルのようなものになると思います。

 

ベッドの下には荷物をうまく収納したいところ。箱や引き出しをつけて、面白くなりそうです。

 

・・・その後・・・

リアにミニキッチンをつくることになり、これにともない、ベッドもやや前よりに。

そして、手持ちのマットのサイズを測ると、縦200、横120だったので、このサイズで作成することに。ベッド下と、ベッド上の高さをそれぞれよくよく検討して、どちらも91センチ前後で室内高を分け合う設計としました。

 

・・・さらにその後・・・

台と足だけのシンプルなベッドなら簡単なのですけれど、ベッド下の収納をいかに機能的にするかを真剣に考えると、難しいパズルになりました。やはり、広い車内とはいえども、いろいろな目的に対応させようとすると狭い。限られたスペースを最大限に活用するための試行錯誤が続きます。

 

ベッド下の高さは81センチにしました。長さは200センチ、幅は120センチ。この空間に、折り畳み自転車二台、工具、キッチンウエア、着替え、屋外用の椅子とテーブル、そして海と山の遊び道具を詰め込む計画。容積的には余るのですけれど、荷物の出し入れのしやすさを考慮すると、横幅がきつい。

 

・・・そのまた後・・・

ベッド下でこんなに時間をとられてしまうとは。。。 あれこれ考え過ぎました。空間をフル活用するために立体パズルをやりすぎ。完成が見えてきたところで、テーブル状のシンプルなベッドをつくって、その下はあれこれ試行錯誤しつつつくっていけばよかったのかなと思ってみたり。

 

・・・結果・・・

カラーボックスをいろいろな向きで4つくらい組み合わせたようなベッド下をひとまず完成させたのですけれど、出来上がったスペース各所の奥が掃除できないことが判明。それに、できあがったベッド下を眺めていると、他の何かを積載できないという当然の事実もじわじわと重たく感じられ・・・ 二日考えて、思い切って撤去! 考え抜いたサイズはそのままで、シンプルなテーブル状のベッドを代わりに作成して、これでベッドは良しとします。問題のベッド下は、使い勝手をチェックしつつ、いつでも荷物とともに取り出せるような設計でじっくりつくっていこうと思います。