Industnatural(インダストナチュラル)

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トヨタ・コースターのカスタマイズ (フロアマット・カーペット)

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布製のマットを敷き詰めるだけで安らげる空間になる。掃除もしやすい。

 

仕事でビジネスホテルに滞在しました。

 

眠るだけの部屋なので特にこだわりも期待もないのですが、今回は部屋のドアを開けて、なんとなくがっかり。がっかりというのも申し訳ないのですが、フロアがビニール系のクッションフロアだったのです。

 

そしてこの日、外は雨降り。濡れた靴で、どういうわけか部屋の一番奥にあったクローゼットとスリッパ置き場まで行く間にフロアがびしょびしょになりました。ベッドの上では当然素足になるわけで、フロアがどうあれ関係ないのですが、ベッド脇のフロアが濡れてギラギラ、テカテカしていたり、汚れがはっきり見えたりするような状態ではなんとなく疲れがとれない気がしました。

 

いつものホテルはフロアが特に高級というわけではないものの、カーペット張りでした。濡れないわけでも、汚れがないわけでもありませんが、心理的に落ち着きます。

 

ツルツルテカテカのフロアが連想させるものは、病院、学校、お役所、公共施設・・・ ふわふわでなくても、カーペットが連想させるものは、自宅、リビング、一般的なオフィス・・・ つまり、公と私の関係なのかもしれません。「私」のほうが落ち着く。

 

クルマなら、ツルツルテカテカのフロアはバスやタクシー、または鉄道・・・ そういえば、新幹線なら、グリーン車だけがカーペットで、あとはツルツルフロアでした!

 

やはり、カーペットは居心地の良さにつながるようです。

 

 

車内はどうか? これは難しい。

 

室内高があれば、フローリングにしたり、床下暖房や床下換気や床下コンセントなど、いろいろと考えるかもしれません。しかし、トヨタコースターの室内高は180センチほどで、フロアをいじると物理的な問題があるのと同時に圧迫感が出ます。フローリングにするような余地はありません。本当はヒノキの無垢板仕上げが良いのですが・・・。

 

選択肢はせいぜい、クッションフロア、硬質ビニル、樹脂タイル、タイルカーペット、コルクシート・・・

 

クッションフロアと呼ばれる樹脂の一枚もののフロアシートにはいろいろな種類がありますが、このうちもっとも耐久性が高く、重量があるものを純正のフロアと交換で敷き詰めています。この作業はできれば二度としたくない。あんなに大きくて重いものを複雑な車内でまっすぐにすること、しかも、接着するわけですからべったべったのぐっちゃぐちゃ。サイドがRを描いて立ち上がっているので、ロールをさーっと、伸ばすというわけにはいきません。巻いた状態では車内で横向きに置けない。縦なら長すぎて持てないし、それ以前に、巻けない。よほどの熟達者でも一人ではやらないと思います。

 

・・・そんな過程を経て、フロアは新品の状態ですが、どんどん汚れていきます。掃除はしやすく、ほうきがあればすぐに綺麗になりますが、小さい虫や毛髪やほんのちょっとしたゴミでも目につくのでそれはそれで気持ち悪い。そして、このビニールの質感、テカテカ、人工的で、なんとなく休まらない気がします。できればフロアは目にも優しく、歩いても優しい方が良いです。夏の海辺で砂をゼロにする努力をしなくても良い程度には汚れを捕まえてくれる機能がある方が良いです。

 

それは、タイルカーペットだろうと思っていたのですが、これはこれて、ぴったり敷き詰めても、なんとなく事務所みたいになりますし、ものすごく重くなる。掃除もしにくい。。。 

 

そこで、解決策は、布プレイ。リサイクルショップで中厚のソファー用生地をひと巻きゲット。これを両面仕上げで、巨大なバスタオル状のものを数枚制作。

 

並べるだけ。なんとなく、バスタオルを敷き詰めたサウナのような雰囲気ではありますが、これで砂や汚れや毛髪や埃のようなものを集めることができるし、洗濯も簡単。長い旅行なら、途中で日干ししてみたり、裏返してみたりすることでリフレッシュできます。

 

そして何より、素足で歩くのが楽しくなりました。目にも優しく、心地よく、快適度が格段にアップ。