トヨタ・コースターのカスタマイズ （網戸と、網戸の雨よけ）
ずっと悩んでいた網戸のこと。
ブレークスルーがありました。
サイドウインドウがスライド式で、そのスライドのためのつまみがあるので内側に網戸を取り付ければ開閉ができません。しかし、外側に網戸をつければ風景がいつも網戸越しになってしまうし、汚れも見栄えも気になる。
「網戸は、必要な時にだけ登場するようにしたい」
ということは、動く必要がある。
はめ込み式、マジックテープ式、マグネット式、スライド式、ロール式、カーテン式、・・・ いろいろ考えてみて、試してみて、やっと、これはと思える方法に到達。
網戸を取り付ける箇所は、リビングセットの真横、運転席後ろの、スライドウインドウひとつを塞いで、そのうしろの窓ひとつ。これと、助手席の真横の、サイドドア側の窓（少ししか開かないようにストッパーがついている）との２箇所。（あとは船舶用のベンチレーターと網戸が二箇所にあって、ここは解決済み）
この２箇所のうち、助手席後ろは網戸固定でも窓開閉用のつまみにアクセスできればOK。リビングはずっと網戸越しの風景では残念なので網戸を消し去ることができる仕掛けが必要。そして、窓開閉用のつまみにアクセスできなければいけない。
まずは助手席横。ここは風景がもともとあまり見えない。助手席を大きなものに交換したのでその背もたれが風景を遮るし、カーテンもここに束ねられているから。それに、サイドドアから風景は見えるので問題がない。というわけで、網戸を固定しておいて、開閉時にスライド用のつまみにアクセスできればそれがベスト。ひとまず、ガラスのストッパーを取り外してしまい、大きく開くようにしてから、必要なときにはめ込む額縁のような網戸を作成してみたけれど、ぴったり固定するのが難しい。はめ込むのに特別なノウハウが必要なら、それは完成とは呼びたくない。ので、改良が必要と判断してあれこれ試しているうちに、はめ殺しでいいじゃないかという結論に到達。額縁部分をはめたままにして、網戸だけ必要なときにめくることができるようにするか、それとも網戸の上からこのロック兼用のつまみを押して横に引くのは紐にするとか、網戸がマジックテープでぺろっとめくれれる仕掛けもいいかもしれない。紐方式は紐の処理が難しそうなのでパス。マジックテープ方式を採用。メンテもしやすいし、雨よけパネルを後付けすることもあるだろうから。
いずれにせよ、はめたままの枠なら、外さない限りそこで安定するので、自分以外の誰でも窓の開閉はうまくできる。これなら、作る手順も簡単で、まずは木製フレームを作成して固定しておき、隙間は布や皮革のような柔軟性のあるものや、スポンジ、ゴムのようなもので仕上げる。その木枠に対して、マジックテープを貼り付けておき、網戸にもマジックテープを縫い付けるだけ。
次に、リビングの窓。こちらも助手席横と同じ方法で作成できるけれど、助手席側よりも開閉する機会が多くなるのでもっともっと簡単な方法にしておきたい。それはスライド式。ちょうど、スライド窓は引き違い窓で、二枚のガラスで構成されているけれども、うちの場合はその一方の視界を表にパネルを配置することによって遮ってしまっている。ということは、内側もスライドするガラスの一方はスライドさせる機会がないのでまるっきりただの壁の状態。この壁の内側にさらに壁を作成しても何ら困ることはないし、雑誌の陳列コーナーのような薄いキャビネットを設置できる場所とも言える。そして、この部分に網戸がスライドして侵入してくる仕組みだったとしても困ることはないし、網戸が不要なときには網戸の収納場所として最適でもある。・・・というわけで、運転席のすぐ後ろのガラスを内側から覆う薄いキャビネットを組み込んだ、ガラス２枚分の大きな額縁を作成して、これを窓枠に固定してしまう方式。その枠内に網戸の額縁をスライダーを介して走らせる。この方法なら、網戸を出したり、引っ込めたりが簡単にできるし、雨よけ装置の後付けも簡単。おまけに、外側に設置したパネルとガラスの間に入るゴミや虫が見えなくなるという効果もある。
というのは、思考におけるブレークスルーで、実際の作成はこれから。うまくいきそうで、楽しみです。
続報。
うまくいきました。特にリビングは、スライド式の網戸があることは素晴らしいです。
そして、網戸をよけて、風景を楽しめる仕掛けも良好。すごく良く言えば、飛行機の窓、あの開閉を横向きにして、スライドする板を網戸にしたような感じです。
