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トヨタ・コースターのカスタマイズ (シートをどうする? 助手席)

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ヴェルファイアのセカンド(キャプテン)シート裏側の加工。1、車両側との接続のためのアングルを固定。2、左右のスライドを固定。3、各種操作レバーの機能割り当てを変更。

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車両側の施工途中・仮組みの様子。アングルを2本装着したいだけなのだけれど、ヴェルファイアのセカンドシートを取り付けるために嵩上げと前後位置の変更が必要で大掛かりになっている。

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取り付けが完了した様子。前後左右ともに余裕は2センチあるかないか。身長180センチの人でもオットマンを使って足を伸ばせる。ただしこの椅子の後ろ(乗降口との間)には、買い物かごを2個置ける程度のスペースしか残らない。

 




ヴェルファイアのセンターシート(キャプテンシート)を装着しました。

 

このシートを選んだ理由は、3点式シートベルトが内蔵されていて、両側に肘掛がついているから。おまけに、フットレスト

 

 

作業のポイント。

まず、純正のシートベルトを撤去してしまいます。これで助手席周りがとてもスッキリします。椅子についているシートベルトは、自己主張という点で、コースター純正のものとは対極の存在です!

 

椅子の固定金物も撤去。純正の場合、ボディー側には椅子を固定するためにフロアに2つ、サイドにいくつかのネジを使用するのですが、ヴェルファイアのシートを固定するために、フロアに新しく2つの穴をあけます。どちらもタイヤハウス内ですので大きな問題にはなりませんが、フロアがやや弱いという問題があります。

 

ボディー側に固定するフレームはワンオフで製作するしかありませんが、これが難問。

 

高さおよび前後位置。運転席は純正と同じ高さに固定できるわけですが、これに合わせると、フットレストの跳ね上げ機構がタイヤハウスにひっかかり、うまく収めることができません。ここで、フットレストを使うか使わないかという選択が必要になります。主に座る人の好みの問題かと思いますが、フットレストを使いたいのなら、座面を運転席より3センチ以上高く、そして前後については、平均的な運転者がしっくりくると思われるポジションにした運転席よりも、後ろへ7センチから10センチほど下げて固定する必要があります。(フットレストを諦めるなら、運転席とまったく同じ位置で固定できます)

 

左右。このシートは、左右に10センチ程度スライドするようにレールがついていますが、コースターの助手席エリアにそのような移動を許すスペースがありませんので、椅子をボディ中央方向にスライドしたところで固定してしまいます。(前後の移動はクルマ側に固定されたレールを使うために、椅子単体でコースターに取り付ける場合には前後スライドを諦めることになります)

 

以下、具体的な作業。

 

両サイドの樹脂パーツの除去もしくはカット。

 

フットレスト用のレバー。コースターの助手席スペースに固定した後では手が入らない位置になりますので、このレバーにつながっているワイヤーを外して、前後スライド用のレバー(背もたれ角度調整用レバーのすぐ前)のワイヤーと入れ替えます。

 

椅子側にフレームをとりつける。椅子側についている左右スライドレールに、3センチのアングルで制作した大きな四角のフレームを固定します。

 

ボディー側に高さ3センチのフレームを固定する。縦方向に十分以上の長さ(76センチにしました)をアングルもしくは角パイプを2本固定します。(76センチにすると、後端がフロアの段差部分に合います。この段差部分で補強をすることを計画しています)

 

ボディー側フレームの上に2段目のフレームを乗せて仮置き。2段目のフレームは、椅子側のフレームの内側にすっぽり収まるサイズの四角のアングル製フレーム(3センチ高)です。

 

椅子をボディー側のフレームの上に配置してみて、位置を確認し、印をつけて再び取り外します。

(特にフットレスト使用時の足元スペースと、フットレストをどこまで収納できるか、その角度に注意。ここに記載した寸法では、フットレストは完全には収納することができませんし、全開で使うには足元が少し狭いですが、まずまず納得できるポジションになります。フットレストを完全に収容したり、全開にして足元のスペースを十分に確保するためには、椅子の位置を運転席よりも10センチほど高く、20センチほど後ろに固定する必要があります。タイヤハウスおよびダッシュボードとの干渉をさけるためです。ボディー側のフレームを二段方式で制作するのは、この調整をあれこれ試行錯誤しながらやり直すことができるからです)

 

ボディー側のフレームに、印に従って2段目のフレームを固定します。

 

もう一度椅子とボディー側フレーム(2段目)との接合具合を確認して、この接合のための穴(水平方向にネジ箇所分)をあけ、ネジを取り付けます。

 

試運転してみて、椅子の高さや前後の位置を変更したくなったら、ボディー側の2段目のフレームの位置を変更するだけで対応できます。

 

 

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助手席を豪華にしたら、その後ろのスペースは買い物かご2つ分くらいになる。40リットルクラスの冷蔵庫を置くのもきつい。