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トヨタ・コースターのカスタマイズ (シートをどうする? 運転席)

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ヴェルファイアの運転席を装着。左右の余裕がほとんどない。固定方法は、椅子と車両の双方にアングルを取り付けておいて、アングル同士をボルトで結合させるだけ。結合時に工具を扱うためのスペースを確保しておくことがポイント。サイドブレーキレバーの先端部を右に少しずらして固定しないと椅子と干渉する。


ヴェルファイアのシート。アルカンターラ。肘掛けつき。をチョイス。

狭いところに大きなシートを固定するために苦労しました。

 

その方法を。

 

まず高さ。純正品よりも4センチほど座面が高い。

純正シート固定金物は7センチ高なので、これと同等のものを3センチ高で制作すれば高さを変えずに済みます。しかし、3センチの高さしかないところで大きな椅子の座面裏側をネジ固定するのはなかなか難しい。最後にねじ止めするときの都合をよく計画しておく必要があります。使用したのは3センチの鉄アングルです。

 

前後。フラットな金物の上に固定するだけでスライド機能はそのまま活かすことができますが、前後にどのくらい進むのかは一度固定してみないと確認しにくいです。良い方法は、最も後ろのポジションで固定して、前方向は成り行きにまかせること。

 

左右。フロアに空いているネジ穴4つのセンターをそのままに、センタリングすればうまく固定できます。意図して左右にずらすのなら、ボディー中央側に2センチ程度がおそらく限界。左右方向はものすごくタイトなので、椅子の左右についている樹脂カバーパーツは取り外してしまい、サイドブレーキのカバーも最初にはずしておくのが良いです。

 

サイドブレーキ。3つのネジで固定されていますが、中央を撤去し、前方をネジひとつ分ボディー外側にずらしてステーを制作するなどして固定します。ネジ一つ分というのがポイントで、それ以上ずらせば、ドアを閉めたときにドアの内壁にあたってしまい、サイドブレーキのグリップを握ることができなくなります。ずらさなければシートに当たってしまい、やはりグリップを握ることができません。

 

シートベルト。純正品のキャッチを移植して完成。ネジは共通で、ポン付けできます。

 

接合。ボディー側のフレームと椅子のフレームとの接合のこと。椅子を乗せて、椅子に固定されているネジを使って固定しようという計画でしたが、これがなかなか難しいと判明。椅子から飛び出しているネジが所定の位置に収まるまでに車内のあちこちを傷つけるため、また、狭いスペースで工具を使っている途中にもぐらついたりするため、なかなかうまく固定できません。これでは再整備のときに問題になると判断し、結局、椅子の側のスライダー金物の前後2辺にもアングルを固定して、ネジの飛び出しをなくし、(この段階で、椅子はアングル2本によってフロアに接する格好)ボディー側に固定したフレームを挟み込んで、横方向のネジによって接合する方式としました。・・・(要するに、椅子にもボディにもアングルを固定しておいて、それから結合させる方式)