Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ(防音その1・ブチルゴム)

外からボディーをたたくと、商用車特有の音がします。

 

ドーンと響き、その音が収まるまでの時間が少し長い。ボディーの鉄板が乗用車よりも厚く、そして平面部分が大きく、曲線もかなり単調なので、まるで鉄の太鼓です。

この音を軽減させて、快適性をアップしようというのはハイエースなどのオーナーさんたちとも共有できる課題。

 

多くの人のブログでも紹介されていて、ボディーの裏側に貼り付けて使用する共振防止のための高級素材が有名ですが、あえてそこにお金をかけず、ブチルゴムテープとアルミシールの重ね貼りで代用することにしました。(その後、断熱材を入れる予定もあるので)

 

内装をバラバラにして、コースターのボディー内側の壁面で面白いことを発見。薄い鉄製の角パイプが二本、道路と平行に巡らされているのですけれど、このパイプはボディーパネルに溶接も接着もされていない。間には紙が挟まれていて、そしてこの角パイプは平バネによってボディーパネル内側を外に向けて適度に押し付けられている状態。バネと角パイプの間はスレてサビが少し出ているし、角パイプとボディーパネルの間の紙は、若干の異音を出す原因となっていました。走行中の振動で常に少し動ける遊びを持たされているわけですが、なぜこのような造りになっているのかわかりません。最新のモデルなら、特殊な接着剤で固定されているのかなと想像させるような造りです。

 

ボディーの裏側の各所について、ランダムにブチルとアルミを貼り付けて、音の変化をチェックしてみました。ドアやボディーを叩いた時に出る音はしまりがよくなりましたが、車内で物を落とすような音については残念ながら特に変化なし。窓ガラスはともかく、フロアがものすごく響くことがわかりました。このフロアの防音は、室内高を犠牲にしないように工夫するのが難しそうです。