Industnatural(インダストナチュラル)

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トヨタ・コースターのカスタマイズ (いったんバラバラにする理由)

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可能な限り空っぽにして、いろいろなことを把握しておきたい。


徐々に、車内をバラバラにしています。

 

この種の作業は一気にするほうが良いのかもしれませんが、徐々に。

椅子以外はほとんど何もないビッグバンとは異なり、キャンピングカーとまではいかなくても、それなりにいろいろな装備品が備え付けられたクルマをベースにしているので、いったん空っぽにするまでの道のりがやや遠い。

 

可能な限りまっさらな状態にして、しっかり掃除をして、防音と断熱のための加工をしてから組み直す予定です。車庫保管で走行距離も極小というグッドコンディションの個体ですが、それでも、ねじ止めされた箱をはずしてみると、裏側から虫の死骸や埃の塊が出てきたりします。それよりもほっておけないのはサビで、大きなサビはないにしても、小さな傷も十年を越えれば少しのサビを呼んでいます。これを放置すれば、使い方によっては次の十年で深く、広くなり、錆色を吹き出す頃には修復が困難になってしまいます。こうした過去の傷や、未来への問題を見つけて処置をしておきたい。

 

バラバラにしたい理由は他にもあります。異音を発見できるようにしておくためです。大きなクルマで、商用車ですから、同じクルマでも乗用車とはかなり異なり、各部が頑強で、その一方で大雑把です。品質がまずいというわけではなく、品質の基準が違うということなのでしょう。各部はバラしたり組み立てたりしやすいように設計されていますし、部品のひび割れ、擦れ、凹み、小パーツの欠落など、人や荷物が繰り返しぶつかってダメージを受けても、大抵のことは許容できるつくりになっています。こうした部品が互いにぶつかり合う音や、軋む音、共鳴する音などが混ざり合って、アイドリングから高速走行までの間のいろいろな使用環境の中で様々な音になるのがクルマです。機関の音と風の音以外は聞こえないというレベルに近づくように各部の様子を知り、音対策を講じることで、トラブルを発見しやすくなりますし、気にしなくても良い音をあらかじめ知ることができます。

 

バラバラにする過程で、バス臭が減ったように思います。内装材料の多くを撤去したのですが、その全てに強い接着剤が使用されていたと思います。目視できた接着剤の面積から計算すると、4リットル以上の接着剤が使用されていたはずですし、ベニヤの製造過程で使われた接着剤のことも考えれば、オリジナルのフロアを含め、全体では10リットルを超えるようなレベルだろうと思います。

 

問題は、どこまでバラすのか。壁も天井も、クーラーのダクトも全部外してしまうのか?