Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

移動式コンテナハウスを製作するプロジェクト 「メンテフリーで経済的」であるために。(その3)

海上コンテナはどうでしょうか?

 

文字通り海上という過酷な環境に耐えるものですし、強度的にも文句なし。実際、特に海外のサイトでは、コンテナハウスといえば、海上コンテナをベースとするものを指すような雰囲気があります。

 

日本でも、かつては多くの海上コンテナを街中で、それも、本来の用途を外れたものとして見かけることがありました。カラオケボックスだったり、レンタル収納スペースだったり。その後、あまりに増えたために法改正があり、一般的な海上コンテナをそのまま建物のように扱うことが禁止され、その姿を消したと聞きました。最近見られるレンタル収納スペースや新築のコンテナハウスは新規制に対応した特別な海上コンテナである可能性が高いです。

 

規制が変わったと言っても、タイヤをつけた(あるいはすぐに取り付けられる、もしくは移動できるような)コンテナを自分の敷地に置くことには問題がありません。このあたりは微妙な部分があるのでのちにまた改めて記載することにします。

 

ひとまず、「移動できる状態で設置されているのであれば問題ない」とまとめておくことができます。そしてそれなら、このプロジェクトの趣旨に合います。

 

サイズは、40フィートでは住宅地には入れない可能性が高くなりますので、20フィート、約6メートルとします。幅は約2.5メートル。高さは約2.6もしくは約2.9です。自重は重くても2.5トンほどですから、SUV一台分くらい。空っぽのままなら、トラック用のタイヤ2つで支えることができます。

 

中古なら20万円前後で入手でき、最終的には少なくとも本体のほとんどは鉄クズとして処理できそうですから、経済性という観点からも良さそうです。メンテについても優秀と思われます。何年かに一度の塗装ですみそうですし、下からの錆びはともかく、海上コンテナが雨漏りをするほどに劣化するまでには相当の年月がかかるはずです。