Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

完全放電したバッテリーの再生

「完全放電」としていますが、用語として正しいかどうかはともかく、セルが回らないどころか、インパネまわりの何一つ無反応な状態を(自分では)そう読んでいます。テスターで測ってみれば、1Vもない。

 

このバッテリーはパナソニックのCAOSというもので、購入したのは2018年10月。いくら放電させてしまったと言っても、たった1年の使用で廃棄処分なんて考えたくありません。ネットで調べてみると、再生の方法を説明している記事もいくつかあります。充電方法によっては危険が伴うこともみなさん説明されています。

 

バッテリーの本体にも、「液量が十分でない状態で充電すると爆発する可能性がある」との警告があります。このような記載があるということはつまり、液量の確認方法があるということを意味するわけで、バッテリーに装着されているテスターを覗いてみると、液量は十分と確認できます。「液量が十分なら爆発しない」とひとまず解釈することにして、充電器に繋ぎます。

 

充電器は、「オプティメイト6」というもので、これは数年前に、「並の充電器ではない」と、知人の勧めで購入したもの。これまでに何度もお世話になっていますが、並でないかどうかは不明。あまり乗らないクルマのバッテリーメンテ用として使ってきたためです。この充電器についてあらためて調べてみると、通常はバッテリーにとても優しい充電器であって、非常時にはバッテリーに鞭打って再生を促すような機能があるらしい。そしてすべて自動なので、つなぐだけ。さてどうなることか。繋ぐだけというのは便利な一方で少々面白くありませんが、とにかく繋いで放置してみます。

 

・・・・・その後・・・・・

 

12Vのバッテリーが二個あるので、並列で繋いで一度に充電しようとも思いましたが、ひとつずつ何度か交互に充電してみました。「オプティメイト6」は、過放電によって劣化してしまったバッテリーに対して、診断をしたり、再生のための特別な電流を流したりする機能があります。接続をやりなおす度にその機能をひととおり作動させているようでした。4日後までにはバッテリーに装着されているのぞき窓式のインジケーターが新品のときと同じようにしっかりブルーに見えるようになりました。これを見る限り、再生できたと判断できます。実用に耐えるかどうかは不明ですが、注意深く活用してみようと思います。