Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

トヨタ・コースターのカスタマイズ (暖房)

停車時の楽しさのために、快適な温度を得られることはとても重要。特に冬の寒さはなんとかしたいものです。

 

冬に軽井沢近くで車中泊をしてみたら、眠っていた自分の頭の上に置いてあったペットボトルの中の水が凍っていたことがありました。そんな環境下で寒がりな自分が眠れたということは寝袋の性能が高かったということでもありますけれど、コースターの場合は眠るだけではなくて過ごすという時間が重要になるので、ずっと寝袋に入っているわけにもいかず、室温をそれなりの高さに保ちたい。

 

その方法ー

 

FFヒーターはすごく良いものなのでしょうけれど、ネットでチェックしてみると作動中に発生する音の大きさが60デシベルとか70デシベルとか・・・ これは掃除機レベル。やかましい! そして高額で、施工が面倒。プロのためのトラックやバスのように、使用頻度がよほど高く、使用環境がマッチしていないともったいない。

 

FFを諦めると、屋内の空気を汚すか汚さないかの選択を迫られ、汚すけれども換気しますということになれば燃焼系、汚さないとなると電気による発熱か、湯や樹脂による蓄熱のような選択肢を残すのみとなります。

 

ー燃焼、発熱、蓄熱ー 

燃焼なら、海外には薪ストーブを車内になんていう人もいるようでが、現実的な燃料は灯油かガス。発熱なら、クルマのバッテリー以外の電源が必要。蓄熱ならクルマのエンジンの熱が欲しいところですが、蓄熱材の重量が問題。それぞれ検討してみます。

 

灯油・・・コストよし。扱い面倒。他に灯油を扱う予定がなければできれば避けたい。

ガス・・・コストわろし。扱いらくらく。頻度が高くなければ良い選択。カセット式のポータブルストーブを使ってみようと思います。もちろん、換気に気をつけて。

電気・・・ポータブル電源は購入してみたいところ。他に、マキタのリチウムイオンバッテリーが複数あるのでこれも活用します。その上で、いつかはソーラーパネルも試してみたいと思います。

蓄熱・・・熱源をクルマのエンジンとして、水や樹脂、あるいは石やレンガのようなものに蓄熱させるシステムを構築しなければなりません。これは難しい。単純には、ヒーターの吹き出し口にダクトをつけてその出口を布団やこたつの中にしておくというような方法が良いかもしれない。しかしもともとビッグバンだったこのコースターにはリアヒーターというものが存在しない・・・ 助手席の足元からダクトを引っ張るというのもスマートでないし、リアヒーターシステムを入手しても、配管が伸びていなければ活用できません。結果的に、走行中に電気をつくって、それによってヒーターをつけておくというような方式になるのかなと思います。

 

・・・その後・・・

 

やっぱりFFヒーター

実を言うと、長年とても気になっていた装備品。しかしクルマの暖房のために取り付け料金混みで20万円超というのがどうにもクリアできないハードルでした。

このところ、海外の動画をチェックしていて、みなさん中国製の低価格のものを実験していて、そしてうまくいっている模様。火を扱うものなのでいきなり炎上されても困りますが、構造的には、周囲に燃え広がらない限りなんとかなりそう。コースターは軽油ですし、灯油でもオーケーとのことなので試してみることにしました。

どうせ試すならということで、通販で最安値のタイプ。なんと2万円以下のものをオーダー。取り付けのための説明書など一切なく、説明書らしきものはリモコンの表示内容の解説みたいなことを記したA4一枚だけでしたが、パーツの欠品などはなく、品位にも問題を感じません。今、ガレージで仮組みして連続稼働実験テストを開始したところです。

 

テスト4時間。問題なし。音も思っていたよりは大きくありません。対策が必要なのは、ポンプが動く時のコツコツという、音よりはむしろ振動と、排気管が持つ熱。