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2023年と2024年の景気展望

2023年と2024年の景気展望

 

1・絶好調なのはインド。次に中国。ブラジルもメキシコも上り調子でまずまずの成長

2・ロシアは2023年大きく後退。2024年には復活開始

3・ヨーロッパ、中でも英国は2023年後退。2024年は持ち直す

4、アメリカは2023年好調で、2024年は2023年ほどではない

5、日本はアメリカの倍がけで、2023年かなり好調で、2024年は落ち込む

 

・・・というのが、IMFによる予測・・・

 

1は、人口ボーナスの影響が大きいと思います。

人口に対する20歳人口の割合がピークになる時期がインドはまさに今(そしてインドの場合はピークがなだらかで20年、30年と長く続く)、中国は2000年をすぎたあたりから急な下り坂、ブラジル、メキシコはこれから。先進諸国はずっと下り坂で、要するに高齢化によってどんどん重たい社会になっているので経済の成長度合いも小さい。

 

2、3は戦争終結予測によるものと思います。

 

4、5はよくわかりません。

 

特に5の、「2023年の日本が良い」理由は他がよくないー という理由以外に何があるのかと思うところですけれど、ひょっとすると2023年の日本は、円高、株高、一部の不動産バブルに湧き、2024年にはその反動があるということかもしれません。

やっとのことでやってきたインフレと、やっとのことでやってきた給料アップによって、マネーの流通量は間違いなく増えます。しかし分母も分子も連動して大きくなるだけで、実生活はきっと何も変わらないか、苦しくなるだけだと思います。

それを経済成長と言われても腑に落ちませんが、海外から見て「なんて安い国なのだろう」という感覚は薄くなるでしょうから、その意味では「大人の先進諸国」の仲間入りができるのかもしれません。

 

経済が大人っぽくなるのなら、ビジネスや消費活動の内容も、文化も考え方も、国際舞台における振る舞いも、大人の国らしくなってほしいと願うばかりです。

とりあえず、古いものを大切にできるような成熟を期待したいです。

 

 

2023年と2024年の景気展望を見て思うところ