Industnatural(インダストナチュラル)

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エアストリームの雨漏り修理(その2)

エアストリームの屋根の防水を本気で考えるのなら、外壁をカットした部分を叩くか溶接するかして立ち上げるか、それとも内側にガーターとホースを装着するしかないと思います。

住宅の屋根のサンライトは前者の方法を採用しているし、クルマのサンルーフでは後者の方法を採用しています。しかしエアストリームの場合はどちらも非常に困難。

 

エアストリームのてっぺん付近の開口部は、ルーフベント、エアコン、冷蔵庫、アンテナ、排水タンクの排気口があり、これらは非常に浸水の可能性が高く、もしも浸水すると、水は内壁を伝わって思わぬ方向に進み、窓の周囲や壁と床のキワの部分など水漏れを確認することになります。従って、どこで浸水を確認した場合でも、屋根の上の開口部は絶対に対策をしておきたい部分です。

 

最善の方法は、不要ならば撤去。これに尽きると思います。エアコンもルーフベントもアンテナも撤去してしまい、開口部を本気で塞いでしまうわけです。それができないのであれば、いったんバラして、開口部を綺麗に磨いて、変性シリコーンか、コーキング後でも内部は永年ネバネバの状態を保つことができるようなコーキング剤(ポリコークなど)を使ってシールし直します。リベットはもちろん防水仕様を使います。安いシリコンシーライトや、普通のリベットは使用不可です。

 

 

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エアストリームのアンテナの付け根。コーキング剤が変質して防水効果を失っています