トラック保冷コンテナベースの工作室(その3)
コンテナの下は、虫と猫の世界になります。どちらもそんなに神経質になるほど迷惑ではありませんけれど、塞げるものなら塞いでおく方が良いという考え方をする人もいます。
施主である75歳の少年は、猫が「そこで子を産み、育て、そして・・・」はかわいそうで困るとのことなので、ネットで塞ぎました。それが今日の主な作業。
加えて、従来の基礎をそのまま活用したデッキを仮組み。水平がしっかり出ていた基礎に古い柱材を渡して、その上に敷き詰めているのは、75歳の少年自慢の逸品。
これは、「某自動車工場で50年間眠っていた足場材」
一枚ものの南洋材で、足場に使っていた板なのだとか。今はアルミや鉄に置き換わっているし、そもそも30センチ幅がとれるような太い南洋材が現代においてはほとんど存在しないのだとか。75歳が受け取ってから15年くらい大切に保管していた板材ですけれど、今回はここに屋根をかけるから水に濡れにくいし、とてもよく活用する場所になるのだから素材の幸福のためにも良いだろうと。
「もったいない」という言葉もなかなか良いと思いますが、「素材の幸福のため」というのはすごく良いですね。