Industnatural(インダストナチュラル)

「インダストリアル」と「ナチュラル」のハイブリッドライフを提案&実践中

移動式コンテナハウスを製作するプロジェクト 「メンテフリーで経済的」であるために。(その5)

鉄道用のコンテナは?

 

耐久性も十分。その他のポイントは海上コンテナとほぼ同様と思います。

道コンテナの特徴として、開口部分が横向き、つまり長辺にどーんと存在していて、全部を解放できるものがあります。それをうまく活用できる場合にはとても良いです。

 

長辺が解放できるということは、コンテナ内部の奥行きが短辺ですから、奥行きとして考えるなら、「狭い」ということになります。荷物や工具などを収容しておき、人間がコンテナの外にいて、中のものを出したりしまったりする使い方に適しているように思います。たとえば、青空工作室のような使い方や、タイヤやセメント、ペンキなど、一定の大きさで、外で使うものを収容するような用途に向きます。大きな扉も非常に頑丈ですから、その扉の裏側に棚を取り付けたりという使い方も良さそうです。風が強い時にはドアの開閉作業が非常に怖いというデメリットがありますが、それは対策するとして。

 

逆に、海上コンテナやトラックコンテナの場合は、人間が中に入って、そこに滞在するような用途に向き、物を出し入れして外で使うためには相応の通路を確保するために失われる容積が大きいために不向きです。

 

鉄道用のコンテナを「ハウス」として活用する場合、バスの待合所のような格好になるため、サンルームやショップ、屋根付きのデッキとして活用するような、開放的な使用例を検討するのが良いと思います。